18.2 SQLJトランスレータ
SQLJトランスレータは,SQLJソースプログラムを解析して,Javaソースファイルとプロファイルを生成します。
SQL文は,JDBCのAPI呼び出しを含むJavaの命令に置き換えられて,Javaソースファイルに出力されます。
SQLの文字列,パラメタの個数,各パラメタのタイプとモード,及び出力する列の記述は,プロファイルに出力されます。プロファイルは,SQLJランタイムライブラリから参照されます。プロファイルの実体は,java.sql.runtime.Profileクラスのインスタンスです。
SQLJトランスレータが生成,参照するファイルの一覧を次の表に示します。
ファイル区分 |
ファイル名の形式 |
説明 |
種別 |
---|---|---|---|
SQLJソースファイル |
ファイル名.sqlj |
SQLJソースファイルです。 |
参照 |
Javaソースファイル |
ファイル名.java |
Javaソースファイルです。 |
生成 |
プロファイル |
ファイル名_SJProfileプロファイル番号.ser |
SQLJソースファイルから抽出した各SQL文の情報を格納します。プロファイル番号は,コンテキストごとに付けられます。基数はどちらも0です。 |
生成 |
SQLJトランスレータが内部的に生成する,クラスや変数のプリフィクスは次のようになります。
_sJT_:内部的に生成した変数の名称
_SJ:内部的に生成したクラスやプロファイルの名称