17.15 Type2 JDBCドライバからの移行
ここでは,Type2 JDBCドライバを使用して動作していたJavaストアドプロシジャを,Type4 JDBCドライバを使用して動作させる場合について説明します。
なお,次に示すプラットフォームの場合は,Type2 JDBCドライバからType4 JDBCドライバへ,プログラムを変更しないで移行できます。
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64ビットモードのHP-UX
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64ビットモードのAIX
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Linux(EM64T)
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Windows (x64)
上記以外のプラットフォームの場合に,内部ドライバをType2 JDBCドライバからType4 JDBCドライバに移行するときは,次に示すとおり設定を変更する必要があります。
変更が必要な項目 |
Type2 JDBCドライバ |
Type4 JDBCドライバ |
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ドライバ名称 |
"JP.co.Hitachi.soft.HiRDB.JDBC.PrdbDriver" |
"JP.co.Hitachi.soft.HiRDB.JDBC.HiRDBDriver" |
HiRDBへの接続時のURLで設定するプロトコル名称,サブプロトコル名称,及びサブネーム |
jdbc:hitachi:PrdbDrive |
jdbc:hitachi:hirdb |
DataSourceクラスのクラス名 |
JdbhDataSource |
PrdbDataSource |
カーソルの動作モード※ |
次のどれかを設定します。
|
次のどれかを設定します。
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HiRDBの配列更新,配列挿入,配列削除機能 |
次のどれかで,この機能を使用する設定をした場合に,使用できます。
|
無条件に使用できます。 ただし,JdbcDbpsvPreparedStatementクラスのsetBlockUpdateメソッドは使用できません。 |
実行するSQLの入力,又は入出力?パラメタの最大数 |
次のどれかを設定します。
デフォルト値は,64です。 |
次のどちらかを設定します。
デフォルト値は,300です。 |
実行するSQLの出力項目数の最大数 |
次のどれかを設定します。
デフォルト値は,64です。 |
次のどちらかを設定します。
デフォルト値は,300です。 |
コミット実行後のResultSetオブジェクトの状態 |
コミット実行後のステートメントオブジェクトの状態 |
Type2 JDBCドライバ |
Type4 JDBCドライバ |
---|---|---|---|
無効 |
無効 |
COMMIT_BEHAVIOR= "DELETE"(デフォルト値) |
HIRDB_CURSOR=FALSE(デフォルト値) STATEMENT_COMMIT_BEHAVIOR=FALSE |
有効 |
COMMIT_BEHAVIOR= "CLOSE" |
HIRDB_CURSOR=FALSE(デフォルト値) STATEMENT_COMMIT_BEHAVIOR=TRUE(デフォルト値) |
|
有効 |
有効 |
COMMIT_BEHAVIOR= "PRESERVE" |
HIRDB_CURSOR=TRUE STATEMENT_COMMIT_BEHAVIOR=TRUE又はFALSE |
- 《Javaアプリケーション中のクライアント環境定義について》
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Type2 JDBCドライバの場合は,接続時のURLなどを省略するとOSの環境変数に指定したPDHOST及びPDNAMEPORTが有効となります。
Type4 JDBCドライバの場合は,OSの環境変数は使用しません。そのため,Type2 JDBCドライバから移行するときは,接続時のURLなどにクライアント環境定義のPDHOST及びPDNAMEPORTを指定するように,UAPを変更してください。