17.6.5 XADataSourceインタフェース
XADataSourceインタフェースで提供される各メソッドの詳細,使用方法については,JDBCの関連ドキュメントを参照してください。ここでは,JDBCドライバがサポートするXADataSourceインタフェースのメソッドを示します。
- 〈この項の構成〉
(1) メソッド
XADataSourceインタフェースのメソッド一覧を次の表に示します。
メソッド |
提供ドライバ |
備考 |
|
---|---|---|---|
JDBC2.0 |
JDBC4.0 |
||
getLoginTimeout() |
○ |
○ |
setLoginTimeoutメソッドで指定されている値を返却します。setLoginTimeoutメソッドで指定されていない場合は,0を返却します。 |
getLogWriter() |
○ |
○ |
− |
getXAConnection() |
○ |
○ |
認可識別子及びパスワードの各設定方法の優先順位については,「接続情報の優先順位」を参照してください。 |
getXAConnection(String username,String password) |
○ |
○ |
引数user又は引数passwordがナル値の場合は,認可識別子又はパスワードをこの引数で指定しなかったことを示します。 引数passwordが長さ0の文字列の場合は,パスワードを指定しなかったことを示します。 指定しない場合の設定値については,「接続情報の優先順位」を参照してください。 引数userが長さ0の文字列の場合は,SQLExceptionを投入します。 |
setLoginTimeout(int seconds) |
○ |
○ |
この指定はXAConnectionインタフェースのgetConnectionメソッドでConnectionオブジェクトを取得する際に行う,HiRDBサーバとの物理接続時にだけ使用されます。0を指定した場合,又はsetLoginTimeoutメソッドを実行していない場合は,クライアント環境定義PDCONNECTWAITTIMEで指定した時間がHiRDBサーバに対する最大待ち時間となります。 getConnectionメソッドでの接続処理は,大きく分けて次の二つから成ります。
このメソッド及びクライアント環境定義PDCONNECTWAITTIMEの指定値は,2.だけを監視対象としており,1.は監視対象に含みません。1.を監視する場合,クライアント環境定義PDNBLOCKWAITTIMEを指定する必要があります。 監視範囲の詳細については「クライアント環境定義の設定内容」のクライアント環境定義PDCONNECTWAITTIMEを参照してください。 0〜300の範囲外の値を設定すると,SQLExceptionを投入します。 |
setLogWriter(PrintWriter out) |
○ |
○ |
− |
(2) パッケージ名称及びクラス名称
このインタフェースを直接使用する場合に必要なパッケージ名称とクラス名称を次に示します。
パッケージ名称:JP.co.Hitachi.soft.HiRDB.JDBC
クラス名称:PrdbXADataSource