Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 9 UAP開発ガイド


13.3.2 UNIX版HiRDB ODBC3.5ドライバ固有のODBC環境定義

ここでは,odbc.iniファイルに指定できるUNIX版HiRDB ODBC3.5ドライバ固有のODBC環境定義について説明します。なお,odbc.iniファイルの編集については,「データソースの設定」を参照してください。

ODBCHARSET = iconv関数に指定できる文字セット

UTF-16の文字データを文字コード変換する場合に,iconv関数で使用する文字セットを指定します。この指定は,HiRDBサーバに格納された文字データをUTF-16にコード変換する場合にも有効となります。

指定できる文字セットは,UNIX版HiRDB ODBC3.5ドライバの実行環境でiconv --listを実行することで確認できます。

使用できない文字セットを指定した場合は,KFPZ20004-Eメッセージが出力されます。

この値を省略した場合は,UTF-16の文字データを次の表に示す文字セットに従った文字コードに変換します。

注※

Linux版の場合はUTF-16LE,HP-UX版の場合はUTF16BEと読み替えてください。

表13‒3 ODBCHARSET省略時にiconv関数で使用される文字セット

項番

接続先HiRDBサーバの文字コード種別

iconv関数で使用される文字セット

1

SJIS

SHIFT-JIS

2

UJIS

EUC-JISX0213(EUC-JISX0213を使用できない環境の場合はEUC-JP)

3

UTF-8

UTF8

4

上記以外

未サポート

なお,このODBC環境定義とクライアント環境定義のPDCLTCNVMODEオペランドを同時に指定した場合,PDCLTCNVMODEオペランドの指定値が有効になります。