8.3.1 コンパイル,リンケージ時に指定するライブラリ
コンパイル,及びリンケージをするときには,HiRDBが提供するライブラリを指定します。コンパイル,及びリンケージをするときに指定するライブラリを次の表に示します。
-
表「コンパイル,及びリンケージをするときに指定するライブラリ(OLTP下の場合(Windows環境))」
表8‒20 コンパイル,及びリンケージをするときに指定するライブラリ(OLTP下でない場合(UNIX環境)) プラットフォーム
複数接続機能
スレッドモード
アドレッシングモード
ライブラリファイル名
共有ライブラリ
アーカイブライブラリ
HP-UX
使用する
シングルスレッド
32ビット
libzclts.so
−
マルチスレッド(カーネルスレッド)
32ビット
libzcltk.so
64ビット
libzcltk64.so
使用しない
−
32ビット
libzclt.so
64ビット
libzclt64.so
AIX
使用する
シングルスレッド
32ビット
libzclt6k.a
libzclts.a※
libclts.a
マルチスレッド(POSIXスレッド)
32ビット
libzclt6k.a
libzcltk.a※
libcltk.a
64ビット
libzclt6k64.a
libzcltk64.a※
libcltk64.a
使用しない
−
32ビット
libzclt6k.a
libzclt.a※
libclt.a
64ビット
libzclt6k64.a
libzclt64.a※
libclt64.a
Linux
使用する
シングルスレッド
32ビット
libzclts.so
libclts.a
マルチスレッド(POSIXスレッド)
32ビット
libzcltk.so
libcltk.a
使用しない
−
32ビット
libzclt.so
libclt.a
Linux(EM64T)
使用する
シングルスレッド
32ビット
libzclts.so
−
マルチスレッド(POSIXスレッド)
32ビット
libzcltk.so
64ビット
libzcltk64.so
使用しない
−
32ビット
libzclt.so
64ビット
libzclt64.so
表8‒21 コンパイル,及びリンケージをするときに指定するライブラリ(OLTP下でない場合(Windows環境)) プラットフォーム
複数接続機能
アドレッシングモード
共有ライブラリファイル名
推奨されるUAP開発環境※
Windows(x86)
使用する
32ビット
PDCLTM32.LIB
Visual Studio 6.0
Visual Studio .NET 2002
PDCLTM71.LIB
Visual Studio .NET 2003
PDCLTM80S.LIB
Visual Studio 2005
PDCLTM90.LIB
Visual Studio 2008
PDCLTM100.LIB
Visual Studio 2010
使用しない
32ビット
CLTDLL.LIB
Visual Studio 6.0
Visual Studio .NET 2002
PDCLTM71.LIB
Visual Studio .NET 2003
PDCLTM80S.LIB
Visual Studio 2005
PDCLTM90.LIB
Visual Studio 2008
PDCLTM100.LIB
Visual Studio 2010
Windows(x64)
使用する
32ビット
PDCLTM80S.LIB
Visual Studio 2005
PDCLTM90.LIB
Visual Studio 2008
PDCLTM100.LIB
Visual Studio 2010
64ビット
PDCLTM64.LIB
Visual Studio 2005
PDCLTM90X.LIB
Visual Studio 2008
PDCLTM100X.LIB
Visual Studio 2010
使用しない
32ビット
PDCLTM80S.LIB
Visual Studio 2005
PDCLTM90.LIB
Visual Studio 2008
PDCLTM100.LIB
Visual Studio 2010
64ビット
PDCLTM64.LIB
Visual Studio 2005
PDCLTM90X.LIB
Visual Studio 2008
PDCLTM100X.LIB
Visual Studio 2010
表8‒22 コンパイル,及びリンケージをするときに指定するライブラリ(OLTP下の場合(UNIX環境)) プラットフォーム
トランザクション登録方式
複数接続機能
スレッドモード
アドレッシングモード
ライブラリファイル名
共有ライブラリ
アーカイブライブラリ
HP-UX
動的登録
使用しない
シングルスレッド
32ビット
libzcltx.so
−
使用する
シングルスレッド
32ビット
libzcltxs.so
動的登録又は静的登録
使用しない
シングルスレッド
32ビット
libzclty.so
−
64ビット
libzclty64.so
使用する
シングルスレッド
32ビット
libzcltys.so
64ビット
libzcltys64.so
マルチスレッド(カーネルスレッド)
64ビット
libzcltyk64.so
AIX
動的登録
使用しない
シングルスレッド
32ビット
libzclt6ys.a
libzcltx.a※
libcltxa.a
使用する
シングルスレッド
32ビット
libzclt6ys.a
libzcltxs.a※
libcltxas.a
マルチスレッド(POSIXスレッド)
32ビット
libzclt6yk.a
libzcltxk.a※
libcltxak.a
動的登録又は静的登録
使用しない
シングルスレッド
32ビット
libzclt6ys.a
libzclty.a※
libcltya.a
64ビット
libzclt6ys64.a
libzclty64.a※
−
使用する
シングルスレッド
32ビット
libzclt6ys.a
libzcltys.a※
libcltyas.a
64ビット
libzclt6ys64.a
libzcltys64.a※
−
マルチスレッド(POSIXスレッド)
32ビット
libzclt6yk.a
libzcltyk.a※
libcltyak.a
64ビット
libzclt6yk64.a
−
Linux
動的登録
使用しない
シングルスレッド
32ビット
libzcltx.so
libcltxa.a
使用する
シングルスレッド
32ビット
libzcltxs.so
libcltxas.a
マルチスレッド(POSIXスレッド)
32ビット
libzcltxk.so
libcltxak.a
動的登録又は静的登録
使用しない
シングルスレッド
32ビット
libzclty.so
libcltya.a
使用する
シングルスレッド
32ビット
libzcltys.so
libcltyas.a
マルチスレッド(POSIXスレッド)
32ビット
libzcltyk.so
−
Linux(EM64T)
動的登録
使用しない
シングルスレッド
32ビット
libzcltx.so
−
使用する
シングルスレッド
32ビット
libzcltxs.so
マルチスレッド(POSIXスレッド)
32ビット
libzcltxk.so
動的登録又は静的登録
使用しない
シングルスレッド
32ビット
libzclty.so
64ビット
libzclty64.so
使用する
シングルスレッド
32ビット
libzcltys.so
64ビット
libzcltys64.so
マルチスレッド(POSIXスレッド)
32ビット
libzcltyk.so
64ビット
libzcltyk64.so
表8‒23 コンパイル,及びリンケージをするときに指定するライブラリ(OLTP下の場合(Windows環境)) プラットフォーム
トランザクション登録方式
複数接続機能
スレッドモード
アドレッシングモード
共有ライブラリファイル名
推奨されるUAP開発環境※
Windows(x86)
動的登録又は静的登録
使用しない
シングルスレッド
32ビット
PDCLTX32.LIB
Visual Studio 6.0
Visual Studio .NET 2002
Visual Studio .NET 2003
Visual Studio 2005
Visual Studio 2008
Visual Studio 2010
使用する
シングルスレッド
32ビット
PDCLTXS.LIB
マルチスレッド
32ビット
PDCLTXM.LIB
Windows(x64)
動的登録又は静的登録
使用しない
シングルスレッド
32ビット
PDCLTX32.LIB
Visual Studio 2005
Visual Studio 2008
Visual Studio 2010
使用する
シングルスレッド
32ビット
PDCLTXS.LIB(OTS用)
マルチスレッド
32ビット
PDCLTXM.LIB
- 注
-
動的登録,及び静的登録については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」のHiRDBをトランザクションマネジャに登録する方法を参照してください。
- 注※
-
Windows環境で動作する埋込み型UAPの開発時は,HiRDBのライフサイクルだけでなく,Visual Studioのライフサイクルを意識する必要があります。「推奨されるUAP開発環境」列のVisual Studioのサポートが終了しているクライアントライブラリは,今後のHiRDBバージョンアップ時に,新機能をサポートしないことがあります。
このため,UAPを再作成する場合,HiRDBのバージョンアップ以外に,Visual Studioのバージョンアップ,及び指定するクライアントライブラリの変更についても検討する必要があります。