7.1.2 UAPの構成要素
埋込み型のUAPの構成は,次に示す四つの要素を基本にしています。
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埋込み変数,及び標識変数の宣言
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SQL連絡領域の宣言
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特異状態発生時の処理の指定
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SQLの実行
(1) 埋込み変数,及び標識変数の宣言
SQL文で使用する埋込み変数,及び標識変数を宣言します。
埋込み変数,及び標識変数については,マニュアル「HiRDB Version 9 SQLリファレンス」を参照してください。
(2) SQL連絡領域の宣言
HiRDBから返される情報(リターンコード)を受け取るための領域を宣言します。SQL連絡領域は,UAPをプリプロセスすることでソースプログラム中に自動的に展開されるため,UAP内に記述する必要はありません。
SQL連絡領域については,「SQL連絡領域」を参照してください。
(3) 特異状態発生時の処理の指定
SQL実行後,HiRDBから返されるリターンコードによって,UAPが取らなければならない処理をWHENEVER文で宣言します。
なお,WHENEVER文を宣言しなくても,SQL実行後に直接リターンコードを判定すると,特異状態発生時の処理を指定できます。
WHENEVER文の宣言,及びリターンコードの判定については,「SQLのエラーの判定と処置」を参照してください。