Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 9 UAP開発ガイド


3.3.3 同期点の設定とロールバックの設定

同期点の設定とトランザクションの扱いを次の表に示します。

表3‒6 同期点の設定とトランザクションの扱い

同期点の設定

同期点設定の要因

トランザクションの扱い

SQL実行によるUAPでの設定

COMMIT文の実行

有効※1

ROLLBACK文の実行

無効※1※2

SQL実行によるHiRDBシステムでの設定

定義系SQLの実行

有効※1

PURGE TABLE文の実行

有効※1

DISCONNECT文の実行

有効※1

SQL実行時に処理を継続できなくなったとき

無効※3

UAP終了によるHiRDBシステムでの設定

次のSQL文を実行しないでUAPが終了した

  • COMMIT文

  • ROLLBACK文

  • DISCONNECT文

無効※2

注※1

OLTP環境でX/Openに従ったアプリケーションプログラムでは実行できません。X/Openに従ったアプリケーションプログラムで同期点,及びロールバックの設定については,「OLTP環境でのUAPのトランザクション管理」を参照してください。

注※2

トランザクションが無効になる場合,直前の同期点までが無効になります。

注※3

暗黙的ロールバックになります。暗黙的ロールバックになる主な要因は次に示すとおりです。

  • デッドロック

  • RDエリアのページ不足

  • RDエリアの障害の検知,又は閉塞の検知