19.5 注意事項
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データベース回復中は,回復対象のRDエリアに対してほかのユーザはアクセスできません。
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データベース初期設定ユティリティを実行する前のアンロードログは,データベース回復ユティリティを実行するときに指定しないでください。指定した場合,動作は保証できません。
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データ連動の対象となる抽出側データベースを回復する場合,データベースのバックアップとバックアップ取得以降のログを基にして回復してください。それ以外の方法でデータベースを回復すると,抽出側と反映側のデータベースの内容が不整合になります。
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データベース回復ユティリティの実行中に,電源断又はpdkillコマンドで実行が中断された場合,HiRDBファイルシステム領域が壊れる場合があります。pdflsコマンドを実行して矛盾が検知された場合は,次に示すどちらかの手順で回復してください。
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pdfmkfsコマンドでHiRDBファイルシステム領域を再度作成し,格納していたHiRDBファイルはRDエリアごとに回復ユティリティを実行します。
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pdfbkupコマンド及びpdfrstrコマンドを実行して,HiRDBファイルシステム領域のバックアップとリストアをします。
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データベース回復ユティリティの最大同時実行数は,システム共通定義のpd_utl_exec_modeオペランドの指定値によって異なります。
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pd_utl_exec_mode=0の場合
最大同時実行数は32です。
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pd_utl_exec_mode=1の場合
最大同時実行数はpd_max_usersオペランドの指定値です。
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pdcopyで-Jオプションを指定してバックアップを取得した場合に,処理がスキップされたRDエリアがあるときは,そのバックアップを使用して回復しても処理をスキップしたRDエリアは回復されません。
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バックアップファイル(-bオプション)を指定しないでアンロードログファイルを使用(-l又は-dオプション指定)して回復する場合,事前にRDエリアをバックアップ取得時点の状態に回復しておく必要があります。この場合,pdcopy又はほかの製品のバックアップ機能を使用して取得したバックアップファイルを使用します。
なお,一度回復に使用したアンロードログファイルは,連続で同じRDエリアの回復には使用できません。再度やり直す場合は,バックアップファイルから回復してください。
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pdrstrのリターンコードを次に示します。
0:正常終了
4:警告終了(回復処理は正常終了しましたが,回復処理に関係のない警告レベルのエラーが発生しました)
8:異常終了(回復処理中にエラーが発生しましたが,一部回復されたRDエリアもあります)
12:異常終了
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pdntenvコマンドで文字コードとしてutf-8,又はutf-8_ivsを選択した場合,pdrstrの制御文ファイルには,BOMを持つファイルを使用できます。なお,pdrstrの制御文ファイルとしてBOMを持つファイルを使用しても,BOMは読み飛ばされます。また,pdrstrで出力されるファイルにはBOMは付きません。
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時刻を遅らせた後で障害が発生した場合のデータベースの回復については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム運用ガイド」を参照してください。