Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


19.1.1 データベースの回復

ディスク障害など,データベースを回復する必要が生じた場合,データベース回復ユティリティでデータベースを回復します。このとき,次に示す入力情報が必要になります。

データベース回復の概要(システムログをアンロードする運用の場合)とデータベース回復の概要(アンロードレスシステムログ運用の場合)を次の図に示します。

図19‒1 データベース回復の概要(システムログをアンロードする運用の場合)

[図データ]

〔説明〕

データベースは次に示す時点(状態)に回復できます。

  • バックアップ取得時点

    バックアップ取得時点に回復する場合は,アンロードログファイルは必要ありません。バックアップファイルだけが必要です。

  • 最新の状態(最新の同期点)

    最新の状態に回復する場合は,バックアップファイルのほかに,バックアップ取得以降に出力されたシステムログをアンロードしたアンロードログファイルが必要になります。

    図19‒2 データベース回復の概要(アンロードレスシステムログ運用の場合)

    [図データ]

〔説明〕

データベースは次に示す時点(状態)に回復できます。

  • バックアップ取得時点

    バックアップ取得時点に回復する場合は,システムログファイルは必要ありません。バックアップファイルだけが必要です。

  • 最新の状態(最新の同期点)

    最新の状態に回復する場合は,バックアップファイルのほかに,バックアップ取得以降に出力されたシステムログを格納したシステムログファイルが必要になります。