18.3.2 RDエリア単位にバックアップを取得する場合
ユーザ用RDエリア(RDAREA01,RDAREA02)のバックアップを取得します。
pdcopy -m c:\sysarea\rdsys011\mast01 -M r -p c:\hirdb\pdcopy\list01 -b c:\hirdb\pdcopy\backup01 -r RDAREA01,RDAREA02
- 〔説明〕
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-m:マスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名称を指定します。
-M:バックアップ取得モードを指定します。
-p:データベース複写ユティリティの処理結果リストの出力ファイル名を指定します。
-b:バックアップファイル名を指定します。
-r:バックアップを取得するRDエリア(RDAREA01,RDAREA02)の名称を指定します。
RDエリア単位で複写する場合に,関連するRDエリアを同時に指定しているかどうかを内部でチェックします(pdrdreflsコマンドが実行されます)。RDエリアの指定で不足があるときは,KFPR26089-Wメッセージが出力され,処理結果としてpdrdreflsコマンドのメッセージがデータベース複写ユティリティ(pdcopy)の処理結果出力ファイルに出力されます。不足しているRDエリアは,処理結果出力ファイル内のKFPT02028-Wメッセージで確認します。なお,KFPT02004-Wメッセージは無視してください。チェック対象のRDエリアとチェックする条件を次に示します。
- チェック対象のRDエリア
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表格納用RDエリアとインデクス格納用RDエリア
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表格納用RDエリアとLOB列格納用RDエリア
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参照表又は被参照表を格納しているRDエリア
ただし,システム用RDエリアはチェックしません。
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- チェックする条件
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次のすべての条件が成立した場合にチェックします。
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pdstartコマンドの-rオプション以外でHiRDBを起動している
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-Rオプションを指定していない
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-rオプションでRDエリアを指定している
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