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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


15.7.2 注意事項

  1. pddbstのリターンコードを次に示します。

    0:正常終了

    4:警告終了(指定不正又は解析処理スキップ)

    8:異常終了

  2. pddbstを実行する場合,排他制御の最小単位は表(意図共用モード:SR)であり,インデクスや行に対して排他は掛かりません。そのため,pddbstの実行中に表やインデクスの更新があった場合,更新トランザクションが決着しない状態でpddbstを実行するので,更新トランザクションがロールバックしたとき,実際のデータベースの状態と解析結果が異なることがあります。

  3. pdrorgの再編成処理が異常終了した表を,論理的解析(-k logi指定)又は表単位解析(-t指定)で解析すると,StatusにはDATA_UNFINISHが表示されます。

  4. 再編成時期予測機能を実行する場合,シングルサーバ定義,又はディクショナリサーバ定義に指定するpd_lck_pool_sizeオペランドには,デフォルト値未満の値は指定しないでください。次の計算式から求まる値以上を指定してください。

    pd_lck_pool_sizeオペランドの値=↑y÷x↑(単位:キロバイト)

    x:32ビットモードの場合は6,64ビットモードの場合は4

    y:pddbstが消費する排他資源数

    y=MAX(a,b,c)

    a:定義したRDエリア数×30

    b:定義した表数+定義した抽象データ型数+抽象データ型列の総数+61

    c:定義したインデクス数+124

    注※

    同じ抽象データ型でも,表や列が異なる場合はカウントします。