15.3.2 RDエリア単位の状態解析(物理的解析)
表やインデクスを意識しないで,RDエリア内の全セグメント,及び全ページの格納状態を解析します。
- 〈この項の構成〉
(1) 使用目的
一つのRDエリア内の全セグメント,及び全ページの格納状態が表示されます。表示された解析結果の情報から,RDエリアの使用効率,容量の状態が分かります。
(2) 解析結果の情報
RDエリア単位の状態解析(物理的解析)で表示される解析結果を次に示します。
-
テキスト形式の場合(-aオプションを省略した場合)
pddbst VV-RR(Object Option) ** RD Area Physical Analysis ** 2002/03/29 16:40:10 [1] Max Sum Segment : 150 [2] Max Sum Page : 750 [3] RD Area Count : 1/ 1 [4] -------------------------------------------------------------------------------- RD Area Name : USER_RDAREA_1 [5] Server : BES01 [6] Original RD Area Name : USER_RDAREA_1 [30] Generation Number : 0[31] Replica RD Area Count : 0[32] [33] [34] [35] [36] History1 Hold Status : Hold Code : 0 Hold Time : History2 Hold Status : Hold Code : 0 Hold Time : Unused Segment: 98 [7] Segment Size : 5 Pages[8] Page Size : 4096 Bytes[9] Used(Full) Used( Full) Sum [10] [11] [12] [13] [14] Segment 35%( 0%) 52( 0) 150 [15] [16] [17] [18] [19] Page 35%( 0%) 256( 0) 750 Auto Extend Use : USE[20] Auto Extend Segment : 4 [21] Auto Extend Status : NOSUP[22] Error Code : 0 [23] HiRDB File Name : c:\dbarea\rdsys04\u_rd20_1 [24] File Size : 5 segments[25] Extent Count : 1/ 24 [26] Expand :NOUSE [40] Auto Extend Status : SUP Error Code : -1535 HiRDB File Name : c:\dbarea\rdsys04\u_rd20_2 File Size : 6 segments Extent Count : 1/ 24 Expand :NOUSE Auto Extend Status : NOSUP Error Code : 0 HiRDB File Name : c:\dbarea\rdsys04\u_rd20_3 File Size : 18 segments Extent Count : 1/ 24 Expand :NOUSE Auto Extend Status : NOSUP Error Code : 0 RD Area Name : USER_RDLOB_1 Server : BES01 Original RD Area Name : USER_RDLOB_1 Generation Number : 0 Replica RD Area Count : 0 History1 Hold Status : Hold Code : 0 Hold Time : History2 Hold Status : Hold Code : 0 Hold Time : Unused Segment: 770( 770) Segment Size : 1 Pages Page Size : 8192 Bytes Used Used Sum Segment 93% 10230 11000 [27] [28] Segment Over : N Last Segment : 10230/ 11000 [29] Lobmap Over : N Freeze Specified : Y [37] Auto Extend Use : USE Auto Extend Segment : 10 Auto Extend Status : NOSUP Error Code : 0 HiRDB File Name : c:\dbarea\rdsys04\u101 File Size : 4000 segments Extent Count : 1/ 24 Expand :NOUSE Segment : 4000/ 4000 Freeze Status : U[38] ****/**/** **:**:** [39] HiRDB File Name : c:\dbarea\rdsys04\u201 File Size : 5000 segments Extent Count : 1/ 24 Expand :NOUSE Segment : 5000/ 5000 Freeze Status : F 2002/03/29 16:38:19 HiRDB File Name : c:\dbarea\rdsys04\u301 File Size : 2000 segments Extent Count : 1/ 24 Expand :NOUSE Segment : 1230/ 2000 Freeze Status : U ****/**/** **:**:**
- [説明]
-
RDエリアの情報は,RDエリア名の昇順に表示します。また,HiRDBファイルの情報は,物理ファイルID順に表示します。
-
状態解析の基になる情報の取得完了年月日時刻を,YYYY/MM/DD hh:mm:ssの形式で表示します。
YYYY:年(西暦) MM:月 DD:日 hh:時 mm:分 ss:秒
-
解析したRDエリアの中で,最大の総セグメント数を表示します。
-
解析したRDエリアの中で,最大の総ページ数を表示します。
-
指定したRDエリア数/その中で正常に解析できたRDエリア数を表示します。
-
解析したRDエリアの名称を表示します。
-
RDエリアを管理するサーバの名称を表示します。
-
RDエリア内の未使用セグメント数の合計を表示します。括弧内は該当するRDエリア内の,更新凍結状態でないHiRDBファイルの未使用セグメント数の合計となります。
-
1セグメントのサイズをセグメント内のページ数で表示します。
-
1セグメントのサイズをページ単位で表示します。
-
使用中セグメント数の比率を表示します。
↑使用中セグメント数÷14の値↑×100(%)
-
満杯セグメント数の比率を表示します。
↑満杯セグメント数÷14の値↑×100(%)
-
使用中セグメント数を表示します。pdreclaimでの解放途中セグメントは,使用中セグメントとして表示します。
-
満杯セグメント数を表示します。
-
RDエリア内のセグメント数の合計(使用中セグメント数+未使用セグメント数)を表示します。
-
使用中ページ数の比率を表示します。
↑使用中ページ数÷19の値↑×100(%)
-
満杯ページ数の比率を表示します。
↑満杯ページ数÷19の値↑×100(%)
-
使用中ページ数を表示します。
-
満杯ページ数を表示します。
-
RDエリア内のセグメント中のページ数の合計(使用中ページ数+未使用ページ数)を表示します。
-
RDエリアの自動増分機能の適用有無を表示します。
USE:RDエリアの自動増分機能を適用しています。
NOUSE:RDエリアの自動増分機能を適用していません。
最後のHiRDB File Nameに表示されているHiRDBファイルが,自動増分の対象となります。
-
増分セグメント数を表示します。
-
自動増分可否を表示します。
SUP:抑止されている状態です。
NOSUP:抑止されていない状態です。
-
自動増分ができなかった場合のエラーコードを表示します。
- -1556の場合:
-
次のどちらかの対策をしてください。
・該当するHiRDBファイルシステムがあるHiRDBファイルシステム領域のエクステントを,pdfbkup,pdfmkfs,及びpdfrstrコマンドで統合する。
・pdmodでRDエリアを拡張する。
- 上記以外の場合:
-
マニュアル「HiRDB Version 9 メッセージ」のHiRDBファイルシステムのエラーコード一覧を参照してください。
-
該当するRDエリアのHiRDBファイル名称を表示します。
-
HiRDBファイルの総セグメント数を表示します。
-
HiRDBファイルの分割格納数/分割格納上限数を表示します。
-
LOB用RDエリアが乱れているかどうかを表示します。
Y :乱れています。
N :乱れていません。
-
使用されているセグメントの最後を示す位置情報を表示します。最終位置/総セグメント数の形式で表示します。27がYのときは,常に最後のセグメントを示します。
-
LOB管理エントリがすべて使用されているかどうかを表示します。
Y :すべて使用されています。
N :未使用のエントリが残っています。
-
解析したRDエリアの名称を表示します。
-
常に0を表示します。
-
常に0を表示します。
-
該当するRDエリアの閉塞履歴情報です。
History1:閉塞解除する一つ前の閉塞情報(現時点で閉塞中の場合は現在の閉塞情報)
History2:History1の一つ前の閉塞情報
-
該当するRDエリアの閉塞種別を表示します。履歴がない場合は空白を表示します。
CMD:HiRDBの障害検知によるコマンド閉塞
FLT:障害閉塞
-
該当するRDエリアの閉塞要因コードを表示します。閉塞要因コードについては,「LOB用RDエリア以外の場合」を参照してください。
-
該当するRDエリアの閉塞時刻を表示します。履歴がない場合は空白を表示します。
-
RDエリアが更新凍結されているかどうかを表示します。
Y:pddbfrzコマンドで更新凍結されています。
N:pddbfrzコマンドで更新凍結されていません。
-
RDエリアを構成するHiRDBファイルが更新凍結されているかどうかを表示します。
- U:
-
更新凍結されていません。バックアップ取得時には,バックアップ対象にする必要があります。
- F:
-
更新凍結されています。表示された日時以降にバックアップを取得している場合は,新たにバックアップを取得する必要はありません。
-
更新凍結状態の変更日時です。
- ****/**/** **:**:**の場合:
-
該当するRDエリアを作成又は再初期化してから,一度も更新凍結していない場合に表示されます。
- 上記以外の場合:
-
更新凍結状態を設定又は解除した日時が表示されます。
-
RDエリアの自動増分時にHiRDBファイルシステム領域内の空き領域がなくなった場合,HiRDBファイルシステム領域を自動的に拡張するかどうかを表示します。
USE:自動増分機能を使用しています。
NOUSE:自動増分機能を使用していません。
- 注1
-
10,11,及び15〜19は,LOB用RDエリアの場合は表示しません。
- 注2
-
27〜29,及び37は,LOB用RDエリアの場合に表示します。
-
DAT形式の場合(-aオプションを指定した場合)
RDエリア単位の状態解析(物理的解析)のDAT形式出力内容を次の表に示します。
DAT形式での出力規則を次に示します。
-
DAT形式で出力する場合の出力規則については,「コマンド実行結果をDAT形式で出力する場合の規則」を参照してください。
-
1行には,1RDエリアの情報を表示します。ただし,1RDエリアが複数のHiRDBファイルで構成される場合は,そのHiRDBファイル数分の行で表示します。
-
RDエリアの情報は,RDエリア名の昇順に表示します。また,HiRDBファイルの情報は,物理ファイルID順に表示します。
表15‒5 RDエリア単位の状態解析(物理的解析)のDAT形式出力内容 タイトルバー※1
内容
出力形式
最大長
(単位:バイト)※2
VERSION
HiRDBのバージョン
文字列(vv-rr)
5
INF_GET_TIME
情報取得が完了した年月日時刻
文字列(yyyy/mm/dd hh:mm:ss)
19
RDAREA_NAME
対象となるRDエリア名
文字列
30
SERVER
RDエリアがあるサーバ名
文字列
8
MAX_SUM_SEGMENT
RDエリアの最大総セグメント数
数値
10
MAX_SUM_PAGE
RDエリアの最大総ページ数
数値
10
SPECIFIED_RDAREA_COUNT
解析対象RDエリア数
数値
10
ANALYZED_RDAREA_COUNT
正常に解析できたRDエリアの数
数値
10
SEGMENT_SIZE
セグメント内ページ数
数値
10
PAGE_SIZE
ページサイズ
数値
10
HOLD_STATUS(HISTORY1)※5
RDエリアの閉塞種別(閉塞解除する一つ前の閉塞種別,又は現在閉塞中の場合は現在の閉塞種別)
"CMD":HiRDBの障害検知によるコマンド閉塞
"FLT":障害閉塞
文字列
3
HOLD_CODE(HISTORY1)
RDエリアの閉塞要因コード(閉塞解除する一つ前の閉塞要因コード,又は現在閉塞中の場合は現在の閉塞要因コード)。
閉塞要因コードについては,テキスト形式の場合の説明を参照してください。
数値
5
HOLD_TIME(HISTORY1)※5
RDエリアの閉塞時刻(閉塞解除する一つ前の閉塞時刻,又は現在閉塞中の場合は現在の閉塞時刻)
文字列(yyyy/mm/dd hh:mm:ss)
19
HOLD_STATUS(HISTORY2)※5
RDエリアの閉塞種別(History1の一つ前の閉塞種別)
"CMD":コマンド閉塞
"FLT":障害閉塞
文字列
3
HOLD_CODE(HISTORY2)
RDエリアの閉塞要因コード(History1の一つ前の閉塞要因コード)。
閉塞要因コードについては,テキスト形式の場合の説明を参照してください。
数値
5
HOLD_TIME(HISTORY2)※5
RDエリアの閉塞時刻(History1の一つ前の閉塞時刻)
文字列(yyyy/mm/dd hh:mm:ss)
19
FREEZE_SPECIFIED※3
RDエリアの更新凍結指定の有無
"Y":pddbfrzコマンドでの更新凍結指定あり
"N":pddbfrzコマンドでの更新凍結指定なし
文字列
1
UNUSED_SEGMENT
RDエリア内の未割り当てセグメント数の合計
数値
10
UNUSED_SEGMENT_NOT_FREEZE※3
RDエリア内の更新凍結状態でないHiRDBファイルの未割り当てセグメント数の合計
数値
10
USED_SEGMENT
使用中セグメント数
数値
10
USED_SEGMENT_RATIO
使用中セグメント比率(単位:%)
↑(使用中セグメント数÷RDエリア内の総セグメント数)×100↑
数値
3
FULL_SEGMENT
満杯セグメント数
数値
10
FULL_SEGMENT_RATIO
満杯セグメント比率(単位:%)
↑(満杯セグメント数÷RDエリア内の総セグメント数)×100↑
数値
3
SUM_SEGMENT
RDエリア内の総セグメント数
数値
10
SEGMENT_OVER※3
全セグメントが使用中,又は使用されたかどうかを示す情報
"Y":使用されています。
"N":使用されていません。
文字列
1
LAST_SEGMENT_IN_USE※3
使用中セグメントの最終位置(セグメントオーバーがYの場合は最後のセグメント)
数値
10
TOTAL_SEGMENT_ NUMBER※3
総セグメント数
数値
10
LOBMAP_OVER※3
LOB管理エントリがすべて使用されたかどうかを示す情報
"Y":使用されています。
"N":使用されていません。
文字列
1
USED_LOB_ MANAGEMENT_ENTRY_NUMBER
システムが使用する情報
数値
10
TOTAL_LOB_ MANAGEMENT_ENTRY_NUMBER
システムが使用する情報
数値
10
USED_PAGE
使用中ページ数
数値
10
USED_PAGE_RATIO
使用中ページ比率(単位:%)
↑(使用中ページ数÷RDエリア内の総セグメント中のページ数の合計)×100↑
数値
3
FULL_PAGE
満杯ページ数
数値
10
FULL_PAGE_RATIO
満杯ページ比率(単位:%)
↑(満杯ページ数÷RDエリア内の総セグメント中のページ数の合計)×100↑
数値
3
SUM_PAGE
RDエリア内の総セグメント中のページ数の合計
数値
10
AUTO_EXTEND_USE
自動増分機能の使用状況
"USE":使用しています。
"NOUSE":使用していません。
HiRDBファイルの情報の最後に表示したHiRDBファイルが,自動増分機能を使用するファイルとなります。
文字列
5
AUTO_EXTEND_SEGMENT
増分セグメント数
数値
5
AUTO_EXTEND_STATUS
自動増分機能の抑止状態
-
自動増分対象ファイルの指示方法(システム定義のpd_rdarea_extension_fileオペランドの値)が"last"の場合
"SUP":抑止されています。
"NOSUP":抑止されていません。
-
自動増分対象ファイルの指示方法(システム定義のpd_rdarea_extension_fileオペランドの値)が"all"の場合※6
文字列
5
ERROR_CODE
自動増分ができなかった場合のエラーコード※7
数値
5
HiRDB_FILE_NAME
RDエリアのHiRDBファイル名(絶対パス名)
文字列
167
FILE_SIZE
HiRDBファイルのサイズ(総セグメント数)
数値
10
EXTENT_COUNT
HiRDBファイルの分割格納数
数値
3
MAX_EXTENT_COUNT
HiRDBファイルの分割格納上限数
数値
3
USED_SEGMENT_IN_FILE※3
HiRDBファイルの使用中セグメント数
数値
10
TOTAL_SEGMENT_IN_FILE※3
HiRDBファイルの総セグメント数
数値
10
FREEZE_STATUS※3
HiRDBファイルの更新凍結状態
"U":更新凍結されていません。バックアップ取得時には,バックアップ対象にする必要があります。
"F":更新凍結されています。表示された日時以降にバックアップを取得している場合は,新たに取得する必要はありません。
文字列
1
FREEZE_TIME※3
更新凍結状態の変更日時
"****/**/** **:**:**"の場合:RDエリアを作成,又は再初期化して以降,一度も更新凍結状態にしていません。
上記以外の場合:更新凍結状態を設定,又は解除した日時です。
文字列(yyyy/mm/dd hh:mm:ss)
19
ORIGINAL_RDAREA_NAME※4
対象となるRDエリア名
文字列
30
GENERATION_NUMBER※4
常に0を表示
数値
2
REPLICA_RDAREA_COUNT※4
常に0を表示
数値
2
AREA_AUTO_EXPAND
RDエリアの自動増分時にHiRDBファイルシステム領域内の空き領域がなくなった場合,HiRDBファイルシステム領域を自動的に拡張するかどうかを示す情報
"USE":使用しています。
"NOUSE":使用していません。
文字列
5
-
-
- 注※1
-
タイトルバーは,-hオプションを指定した場合に表示します。
- 注※2
-
出力形式が文字列の場合,""で囲んで表示します。最大長の値には,""を含みません。出力形式が文字列以外の場合は,""で囲まないで表示します。
- 注※3
-
LOB用RDエリアの場合だけ表示します。LOB用RDエリアでない場合,データを出力しません(例:...,,...)。
- 注※4
-
データを出力しません(例:...,,...)。
- 注※5
-
一度も閉塞されていない場合は,データを出力しません(例:...,,...)。
- 注※6
-
自動増分抑止状態の出力値を次に示します。
システム定義のpd_rdarea_extension_fileオペランドの指定値
RDエリアの状態
ファイルの状態
出力値
"all"
抑止されている
抑止されている
"RSFS"
抑止されていない
"RSFN"
抑止されていない
抑止されている
"RNFS"
抑止されていない
"RNFN"
"last"
抑止されている
−
"SUP"
抑止されていない
−
"NOSUP"
- (凡例)
-
−:該当しません。
- 注※7
-
自動増分エラーコードの出力値を次に示します。
システム定義のpd_rdarea_extension_fileオペランドの指定値
出力値
"all"
HiRDBファイルごとの値を出力します。
"last"
最後に割り当てた,HiRDBファイルの情報を出力します。
(3) 解析結果の分析
RDエリア単位の状態解析(物理的解析)の解析結果は,次の表のように分析できます。
RDエリア内の状態 |
内容 |
||||
---|---|---|---|---|---|
RDエリア全体 |
未使用セグメント |
多い |
容量に余裕があります。 |
||
少ない |
使用中空きページ |
多い |
RDエリアが効率的に使用されていません。RDエリア単位の状態解析(論理的解析)を実行し,使用中セグメント数が多く,未使用ページ数が多い表又はインデクスがないかを調査し,必要に応じて表若しくはインデクスの再編成,又は空きページの解放をしてください。※1 |
||
少ない |
容量が不足しています。RDエリアを拡張してください。※2 |
- 注※1
-
表及びインデクスの再編成については,「データベース再編成ユティリティ(pdrorg)」を参照してください。表及びインデクスの空きページ解放については,「空きページ解放ユティリティ(pdreclaim)」を参照してください。
- 注※2
-
RDエリアの拡張については,「データベース構成変更ユティリティ(pdmod)」を参照してください。
ユーザLOB用RDエリアの場合は,次のように分析できます。
-
RDエリア内のセグメントの情報
使用中セグメント比率
セグメントオーバー
内容
大きい(未使用セグメントが少ない)
Y
容量が不足していて,DBへのアクセス性能が劣化しています。ユーザLOB用RDエリアを拡張して,表又はインデクスの再編成をしてください。※1※2
N
容量が不足しています。ユーザLOB用RDエリアを拡張する必要があります。※1
少ない(未使用セグメントが多い)
Y
DBへのアクセス性能が劣化しています。表又はインデクスの再編成をしてください。※2
N
対策する必要はありません。
- 注
-
プラグインが提供する抽象データ型のLOB属性を格納するRDエリア,又はプラグインインデクスを格納するRDエリアの状態を解析した場合,RDエリア内の使用中セグメントの割合は,プラグインのセグメントの割り当て方に依存します。例えば,インデクス定義時にセグメントの割り当てを終えてしまうようなプラグインの場合は,定義直後(データをまだ格納していない状態)でもほとんどのセグメントが使用中セグメントになることがあります。
- 注※1
-
RDエリアの拡張については,「データベース構成変更ユティリティ(pdmod)」を参照してください。
- 注※2
-
表及びインデクスの再編成については,「データベース再編成ユティリティ(pdrorg)」を参照してください。
-
Lobmapオーバー
Yの場合,LOB列に対する検索性能が劣化することがあります。LOB列構成基表を再編成してください。