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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


13.5.2 整合性チェックの処理結果

整合性チェックの処理結果には,整合性チェック機能の実行結果が出力されます。この情報は,-k checkを指定した場合に出力されます。

整合性チェックの処理結果の出力例を次に示します。

 ** DB VALIDATION CHECK INFORMATION **
 参照制約の整合性チェックの処理結果 [1]
 検査制約の整合性チェックの処理結果 [2]
[説明]
  1. 参照制約の整合性チェックの処理結果

  2. 検査制約の整合性チェックの処理結果

    検査制約の整合性チェックを実行した処理結果が出力されます。この情報は,-tオプションを指定した場合,表に検査制約が定義されている場合,又は-cオプションに検査制約の制約名を指定した場合に出力されます。

〈この項の構成〉

(1) 参照制約の整合性チェックの処理結果

参照制約の整合性チェックの処理結果は,-tオプションを指定して表に参照制約が定義されている場合,又は-cオプションに参照制約の制約名を指定した場合に,制約名の順に出力されます。

参照制約の整合性チェックの処理結果の出力例を次に示します。

     ** REFERENTIAL CONSTRAINT INFORMATION **
     CONSTRAINT    = SCHEMA1.CONST1 [1]      
     REFERENCED  TABLE = SCHEMA1.P1 [2]      
     REFERENCING TABLE = SCHEMA1.F1 [3]      
     [5]              [6]                    
[4]┌ NO.  FOREIGN KEY COLUMN NAME            
   │ ---- ------------------------------     
   │  1   COL1                               
   └  2   COL2                               
                                             
     実行結果  [7]                           
[説明]
  1. 制約名(認可識別子.制約名)

  2. 被参照表の表名称(認可識別子.表識別子)

  3. 参照表の表名称(認可識別子.表識別子)

  4. 外部キーの列情報

  5. 定義順番

  6. 列名(外部キー構成列の定義順)

  7. 実行結果

    整合性チェックをした制約の実行結果です。整合性チェックをしなかった制約については出力されません。

    参照制約の整合性チェックの結果,違反するキーがなかった場合の実行結果,及び違反するキーがあった場合の実行結果の出力例を次に示します。

違反するキーがなかった場合の実行結果
 NO ERROR FOREIGN KEY [1]
[説明]
  1. 違反する外部キーがないことを示す情報

違反するキーがあった場合の実行結果
     [2]          [3]  
[1]┌ NO.   ERROR FOREIGN KEY
   │----- -----------------
   │   1   1234567890
   │       tanaka
   │   2   777
   └       yamada
     PROCESSING DISCONTINUED [4]
     EXIST ERROR FOREIGN KEY [5]
[説明]
  1. 違反キー値の情報(外部キーが参照する主キーのキー順)

  2. 違反キーの通番(1から昇順)

    外部キーの列名順に違反キーが出力されます。外部キーの構成列が複数ある場合は,最初のキー値だけ出力されます。

  3. 違反キーの値

    違反キー値は既定文字集合の文字形式で出力されます(文字集合が指定された文字データ型の場合は,既定文字集合に変換して出力されます)。

    なお,文字データ型の場合は,違反キー値の先頭から最大70バイト分だけ出力されます。各国文字が71バイト目になる場合は,その各国文字は出力されません。

  4. 整合性チェックの処理の中止を示す情報

  5. 違反する外部キーがあることを示す情報

(2) 検査制約の整合性チェックの処理結果

検査制約の整合性チェックの処理結果は,-tオプションを指定して表に検査制約が定義されている場合,又は-cオプションに検査制約の制約名を指定した場合に出力されます。

検査制約の整合性チェック処理結果の出力例を次に示します。

     ** CHECK CONSTRAINT INFORMATION **    
     CONSTRAINT = SCHEMA1.CONST2 [1]       
     TABLE      = SCHEMA1.TABLE1 [2]       
     [4]            [5]                    
[3]┌ NO.    CHECK KEY COLUMN NAME          
   │ ---- ------------------------------   
   │  1   COL1                             
   └  2   COL2                             
                                           
     実行結果 [6]                          
[説明]
  1. 制約名(認可識別子.制約名)

  2. 表名(認可識別子.表識別子)

  3. 探索条件中の列情報(ディクショナリ表SQL_CHECK_COLUMNSの格納順)

  4. 列情報の通番

  5. 列名

  6. 実行結果

    整合性チェックをした制約の実行結果です。整合性チェックをしなかった制約については出力されません。

    検査制約の整合性チェックの結果,違反するキーがなかった場合の実行結果,及び違反するキーがあった場合の実行結果の出力例を次に示します。

違反するキーがなかった場合の実行結果
 NO ERROR CHECK KEY [1]
[説明]
  1. 違反する外部キーがないことを示す情報

違反するキーがあった場合の実行結果
     [2]          [3]  
[1]┌ NO.   ERROR CHECK KEY
   │----- -----------------
   │   1   1234567890
   │       tanaka
   │   2   777
   └       yamada
     PROCESSING DISCONTINUED [4]
     EXIST ERROR CHECK KEY [5]
[説明]
  1. 違反キーの値(検査制約の整合性チェック順)

  2. 違反キーの通番(1から昇順)

  3. 違反キーの値

    違反キー値は既定文字集合の文字形式で出力されます(文字集合が指定された文字データ型の場合は,既定文字集合に変換して出力されます)。

    検査制約を構成する列のデータ型がBLOB及びBINARYの場合,違反キー値は16進数文字形式で,違反キー値の先頭から最大35バイト分だけ出力されます。検査制約を構成する列のデータ型がBLOB型及びBINARY型以外の場合は,違反キー値は文字形式で出力されます。

    なお,文字データ型の場合は,違反キー値の先頭から最大70バイト分だけ出力されます。各国文字が71バイト目になる場合は,その各国文字は出力されません。

  4. 整合性チェックの処理の中止を示す情報

  5. 違反する外部キーがあることを示す情報