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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


11.1.2 pdreclaimの概要

データベースの運用を続けると,データの追加,更新,及び削除を繰り返すことによって,データベース中のデータ,インデクスの配置に乱れが生じ,格納効率の低下や性能劣化を引き起こします。この場合,データベース再編成ユティリティ(pdrorg)を実行して,データ,インデクスの配置の乱れを修復しますが,pdrorg実行中の表は参照,及び更新ができなくなるため,pdrorgを実行するためにオンラインサービスを停止する時間を確保する必要があります。

これに対して,空きページ解放ユティリティ(pdreclaim)は,オンラインサービス中に,pdrorgでの再編成処理の一部である使用中空きページの解放ができます(pdreclaimは,内部的にpdrorgを実行して動作します)。なお,表を排他モード(EX)で排他するAPや,ユティリティを実行しているときは,使用中空きページの解放はできません。また,空きセグメントの解放は,APやユティリティが該当するRDエリアをアクセスしていない状態のときだけ実行できます。

pdreclaimは,次のような場合に実行してください。

注※

pdreclaimでデータベースの再編成をしない運用をする場合の制限については,「pdrorgとの機能差」を参照してください。