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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


10.7 エラー時の対処方法

  1. pdrbalのリターンコードが8の場合,エラーメッセージを参照して回復した後に,再度pdrbalを実行してください。

  2. pdrbal実行中にKFPL33003-Iメッセージ(STATUS=END)が出力された場合,表のリバランス処理は正常に終了しています。したがって,このメッセージ出力以降にエラーが発生してもpdrbalを再実行する必要はありません。

  3. 占有モードでのインデクス一括作成処理でエラー(リターンコード=8)となった場合,エラー要因を取り除いた後,エラーとなったインデクスのインデクス情報ファイルを使用してpdrorgのインデクスの一括作成(-k ixmk)を実行してください。その後,pdrbalを実行してください。

  4. 占有モードで圧縮表のリバランスを実行中,KFPL15240-Eメッセージ(メモリ不足)が出力された場合,共有モードで必要なメモリ容量を確保できるときは,共有モードで再実行してください。実行に必要なメモリ容量については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」を参照してください。

  5. pdrbal実行中にロールバックが発生した場合,ログ取得方式(-lオプション)によって対処方法が異なります。pdrbal実行中にロールバックが発生した場合の対処方法を次の表に示します。

    表10‒14 pdrbal実行中にロールバックが発生した場合の対処方法

    ログ取得方式

    (-lオプション)

    pdrbalの処理内容

    リバランス

    インデクスの一括作成(占有モードの場合)

    a

    データベースの状態

    ロールバックされた行データは移動していない状態です。ロールバック直前までの行データは移動完了しています。

    インデクスは未完状態となります。

    対処方法

    pdrbalを再実行してください。

    pdrorgのインデクスの一括作成(-k ixmk)を実行してください。このとき,エラーとなったインデクス情報ファイルを使用してください。

    n

    データベースの状態

    保証されません。

    保証されません。

    対処方法

    バックアップから回復した後,pdrbalを再実行してください。

    該当するインデクス格納用RDエリアを再初期化して,pdrorgのインデクスの再作成(-k ixrc)を実行してください。