10.4 リバランス中のFIXハッシュ分割表に対してSQLを実行する場合の注意事項
FIXハッシュ分割表の場合は,SQLのアクセス手順を決定するとき,ハッシュキー値によってデータを格納又は検索するRDエリアを特定できます。しかし,HASHA〜HASHFのFIXハッシュ分割表に対してRDエリアの追加をした場合,リバランスが完了するまで,検索のアクセス手順がフレキシブルハッシュ分割表とした検索のアクセス手順に変更になります。このようにフレキシブルハッシュ分割表の検索アクセス手順に変更になると,次のSQLの検索性能が劣化します。
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分割キーに条件を指定した検索
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GROUP BY句の列が分割キーをすべて含む検索
リバランス処理と検索性能が劣化する期間の関係を次の図に示します。この場合,リバランス中はSQLを実行するためのプロセス数が増加します。
なお,フレキシブルハッシュ分割表の場合は,リバランス処理によって検索のアクセス手順が変更になることはありません。