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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


9.3.5 注意事項

  1. ディクショナリ搬出入ユティリティの結果は,ユティリティ実行時のリターンコード,又はエラーメッセージの有無で確認できます。ユティリティ実行時のリターンコードを次に示します。

    0:正常終了です。

    4:警告レベルのエラーです。

    8:正常に終了したものと,一部処理をスキップしたものとがあります。

    12:正常な処理は1件も完了しないで処理を終了しました。

  2. 表のアクセス権限は,搬入後に定義系SQLのGRANTで設定してください。

  3. ビュー表を搬入する場合,ビュー表の搬入前に,基となる実表を搬入又は定義し,アクセス権限を設定しておいてください。

  4. ディクショナリ搬出入ユティリティは,同時に複数実行できません。既に処理を実行している場合は,その処理が終了してから次の処理を実行してください。

  5. 搬入処理は,搬入先システムで次に示す定義系SQLを実行するのと同様の機能です。各SQLの仕様を確認してから搬入を実行してください。

    <表定義情報の搬出入の場合>

    • ALTER TABLE

    • COMMENT

    • CREATE INDEX

    • CREATE TABLE

    • CREATE VIEW

    <トリガ定義情報の搬出入の場合>

    • CREATE TRIGGER

    <ストアドプロシジャ情報の搬出入の場合>

    • CREATE PROCEDURE

    SQLの仕様については,マニュアル「HiRDB Version 9 SQLリファレンス」を参照してください。

  6. ディクショナリ搬出入ユティリティの強制終了,又はサーバの停止などによって,搬出処理が中断された場合,KFPX28402-Iメッセージが出力されていても,搬出ファイルに表定義情報,トリガ定義情報,又はストアドプロシジャ情報が搬出されていないことがあります。この場合には,再度ディクショナリ搬出入ユティリティを実行し,搬出処理を正常に終了させてください。

  7. pdexpを実行する場合,搬出ファイルと定義系SQL出力ファイルのアクセス権限を,HiRDB管理者に対して与えておく必要があります。

  8. pdexpを実行する前に,OSの環境変数PDUSERとHiRDB.iniのPDUSERの値を一致させてください。一致していない場合,pdexpの実行時にエラーになることがあります。