Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


8.14.6 LOBデータのリロード時

LOBデータのリロード処理時にエラーが発生したときのデータベースの状態とその回復方法を次の表に示します。

表8‒51 LOBデータのリロード処理時にエラーが発生したときのデータベースの状態とその回復方法

-lオプション

区分

エラー発生直前の出力メッセージ

なし

KFPL00721-I

KFPL00712-I,KFPL00732-I

KFPL00714-I,KFPL00734-I

LOBデータ削除

LOBデータリロード開始

LOBデータリロード完了

a又はp

状態

表,インデクス

実行前状態

LOB列構成基表再編成完了

LOB列構成基表再編成完了

表再編成完了

LOB列

実行前状態

LOB列再編成完了

回復

表,インデクス

不要

不要

不要

不要

LOB列

LOB列だけリロード再実行

LOB列だけリロード再実行

LOB列だけリロード再実行

不要

n

状態

表,インデクス

ログレス閉塞

ログレス閉塞

ログレス閉塞

表再編成完了

LOB列

保証なし

保証なし

保証なし

LOB列再編成完了

回復

表,インデクス

DB回復後再実行

DB回復後再実行

DB回復後再実行

不要

LOB列

DB回復後再実行

DB回復後再実行

DB回復後再実行

不要

(凡例)

区分:

状態 エラー発生時のデータベースの状態

回復 回復方法

-jオプション指定なしでLOB列構成基表とLOB列を同時に再編成する場合,unload文とlobunld文を指定します。LOB列へのアンロード,リロード処理中にエラーが発生して再実行する場合は,LOB列構成基表の再編成処理は完了しているため,unload文は削除し,lobunld文だけにする必要があります。また,アンロード処理中の異常終了での再実行の場合は-k rorgのままでよいですが,リロード処理中の異常終了での再実行の場合は-k reldに変更する必要があります。

注※

ログレスモードの場合,LOB列へのリロード中に異常終了した場合でも,表(LOB列構成基表,LOB列,LOB属性の抽象データ型列,及びインデクス)をバックアップから回復した後,再度表の再編成をする必要があります。