8.14.2 リロード時
リロード中にエラーが発生したときの,データベースの状態とその回復方法を次の表に示します。pdrorg実行時のオプションの指定によって回復方法が異なります。リロード中にエラーが発生したときは,そのときに指定したオプションとエラー発生直前に出力されたメッセージを次の表で調べて,回復してください。
オプション |
区分 |
エラー発生直前の出力メッセージ |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
-l 指定 |
-i 指定 |
なし |
KFPL00721-I |
KFPL00712-I,KFPL00732-I |
KFPL00714-I,KFPL00734-I |
KFPL00715-I |
KFPL00716-I |
|
行データ削除完了 |
リロード開始 |
リロード完了 |
インデクス作成開始 |
インデクス作成完了 |
||||
a |
s |
状態 |
実行前状態 |
空※2 |
空※2※4 |
表作成完了 |
− |
− |
回復 |
再実行 |
リロード再実行※1 |
リロード再実行※1 |
不要 |
||||
c |
状態 |
実行前状態 |
空※2 |
空※2※4 |
表作成完了 |
インデクス未作成 |
インデクス作成完了 |
|
回復 |
再実行 |
リロード再実行※1 |
リロード再実行※1 |
インデクス作成 |
インデクス作成 |
不要 |
||
p |
s |
状態 |
実行前状態 |
空※2 |
空※2※4 |
表作成完了 |
− |
− |
回復 |
再実行 |
リロード再実行※1 |
リロード再実行※1 |
不要 |
||||
c |
状態 |
実行前状態 |
空※2 |
空※2※4 |
表作成完了 |
インデクス未作成 |
インデクス作成完了 |
|
回復 |
再実行 |
リロード再実行※1 |
リロード再実行※1 |
インデクス作成 |
インデクス作成 |
不要 |
||
n |
s |
状態 |
保証なし |
空※2 |
保証なし |
表作成完了 |
− |
− |
回復 |
DB回復後再実行 |
DB回復後リロード再実行 |
DB回復後リロード再実行 |
不要 |
||||
c |
状態 |
保証なし |
空※2 |
保証なし |
表作成完了 |
インデクス未作成 |
インデクス作成完了 |
|
回復 |
DB回復後再実行 |
DB回復後リロード再実行 |
DB回復後リロード再実行 |
DB回復後リロード再実行※3 |
DB回復後リロード再実行※3 |
不要 |
(凡例)
- −:
-
該当しません。
- 区分:
-
状態 エラー発生時のデータベースの状態
回復 回復方法
- 注※1
-
ログ取得モード又は更新前ログ取得モード実行時にエラーが発生した場合,表データが空になっている場合があるので注意してください。この場合,アンロードから再実行すると空のデータをアンロードするため,表データがなくなります。したがって,この場合はリロードだけ再実行してください。
また,-jオプションなしでunload文及びlobunld文を指定して再編成をしている場合に,リロード再実行となったときは,次の手順で実行してください。
-
unload文だけを指定してLOB列構成基表へリロードをする。
-
lobunld文だけを指定して表の再編成をする。
-
- 注※2
-
KFPL00721-Iメッセージで出力されたRDエリアだけデータが空になります。
- 注※3
-
表格納用RDエリアとインデクス格納用RDエリアが異なる場合,表格納用RDエリアの閉塞を解除した後,インデクス格納用RDエリアを再初期化して,インデクスの再作成(-k ixrc)だけ実行する方法もあります。詳細については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム運用ガイド」のインデクスの一括作成処理中にエラーが発生したときの対処方法を参照してください。
- 注※4
-
同期点指定の場合,KFPL00800-Iメッセージに出力されている行数までデータは格納されます。