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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


8.9.10 tblname文(別表への表データ再登録の情報の記述)

アンロードした表とは別の表に,表データをリロードする場合に指定します。

<適用基準>

同一システムの別表,又は別システムの表へデータを移行する場合に指定します。

<規則>

  1. tblname文は,次のような場合には指定できません。

    • -jオプション指定なしで,リロードする表,又はアンロードした表に,LOB列,又はLOB属性を含む抽象データ型の列がある場合

    • リロードする表とアンロードした表の表定義が異なっている場合

  2. tblname文を指定する場合はunload文が一つ以上なければなりません。また,tblname文は二つ以上指定できません。

〈この項の構成〉

(1) 形式

 tblname {〔認可識別子.〕表識別子|認可識別子}

(2) 説明

(a) 〔認可識別子.〕表識別子

アンロードした表の〔認可識別子.〕表識別子を指定します。

〔認可識別子.〕表識別子の指定方法については,-tオプションの説明を参照してください。

<規則>
  1. 認可識別子を省略した場合,-tオプションで指定した認可識別子,又はHiRDBに接続した認可識別子が仮定されます。したがって,アンロードした表の認可識別子とリロードする表の認可識別子が異なる場合は,必ず認可識別子を指定してください。

  2. 抽象データ型がある表へリロードする場合,プラグインによってはアンロード時にコンストラクタパラメタ逆生成関数を指定する必要があるものもあります。

  3. 〔認可識別子.〕表識別子を指定した場合,-tオプションには〔認可識別子.〕allを指定できません。

(b) 認可識別子

スキーマ単位に別表へリロードする場合に,その認可識別子を指定します。

この場合,-tオプションには〔認可識別子.〕allを指定する必要があります。