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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


7.10.4 注意事項

  1. HiRDB/シングルサーバ構成からHiRDB/パラレルサーバ構成へRDエリアを変更後は,必ずHiRDB/シングルサーバを正常終了してください。

  2. 横分割表を複数のバックエンドサーバに分割するような構成にする場合,非分割キーインデクスは分割されないので,HiRDB/パラレルサーバを起動するときに非分割キーインデクスは不整合となります。そのため,非分割キーインデクスは複数のバックエンドサーバに分割されるように,インデクスを再定義してください。

  3. HiRDB/シングルサーバからHiRDB/パラレルサーバに移行後に,ディクショナリサーバを別の(追加する)サーバマシンに配置する場合は,HiRDB/パラレルサーバを起動する前にマスタディレクトリ用RDエリア,データディレクトリ用RDエリア,データディクショナリ用RDエリア,データディクショナリLOB用RDエリア,レジストリ用RDエリア,及びレジストリLOB用RDエリアをディクショナリサーバのサーバマシンに移動しておいてください。

  4. RDエリアを指定してサーバ構成を変更する場合,表と表に付けたインデクスを格納するRDエリアが異なるときには,それぞれのRDエリアを必ず同じサーバマシンに配置してください。ただし,横分割表の分割していないインデクスは,削除しておいた方が望ましいです。

  5. ストアドプロシジャ,又はユーザ定義のストアドファンクションを登録している場合,移行後,すべてのストアドプロシジャ,又はユーザ定義のストアドファンクションは無効となります。移行後,無効となったストアドプロシジャ,又はユーザ定義のストアドファンクションは,HiRDB/パラレルサーバを起動して,ALTER PROCEDURE(ALL指定),又はALTER ROUTINEですべてのSQLオブジェクトを再作成する必要があります。ALTER PROCEDURE及びALTER ROUTINEについては,マニュアル「HiRDB Version 9 SQLリファレンス」を参照してください。

  6. レジストリ機能を使用している場合,移行後,レジストリ機能初期設定ユティリティ(pdreginit)の-k renew指定でレジストリ操作用ストアドプロシジャを再登録してください。また,次に示すプラグインを使用している場合は,pdplgrgst -aを実行して再登録してください。

    • HiRDB Image Search Plug-in

  7. 移行するときに,システム共通定義pd_system_idのHiRDB識別子は変更しないでください。

  8. 共用表及び共用インデクスが定義されている状態で,HiRDB/シングルサーバ構成からHiRDB/パラレルサーバ構成へのRDエリアの変更はしないでください。変更する場合は,HiRDBに定義しているすべての共用表及び共用インデクスを削除してから実行してください。