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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


7.3.1 機能

RDエリアの追加は,表及びインデクスの追加,表定義の変更などで既存のRDエリアだけでは対処できなくなる場合に,新たにRDエリアを追加する機能です。RDエリアの追加の概要を次の図に示します。

図7‒1 RDエリアの追加の概要

[図データ]

●前提条件
  1. RDエリアを追加する場合は,RDエリアを構成するHiRDBファイルを作成するためのHiRDBファイルシステム領域を,あらかじめ初期設定しておく(pdfmkfsコマンドを実行しておく)必要があります。

  2. RDエリアを追加する場合は,システム共通定義のRDエリアの最大数(pd_max_rdarea_no),及びRDエリアを構成するHiRDBファイルの最大数(pd_max_file_no)を超えないようにしてください。超える場合は,pdchgconfコマンドでシステム共通定義を変更するか,又はHiRDBシステムを正常終了させてから,システム共通定義を変更する必要があります。

  3. 共用RDエリアを追加する場合,そのRDエリアはすべてのバックエンドサーバに追加したものとしてカウントされます(共用RDエリアを追加していないバックエンドサーバも,RDエリアを追加したとみなされます)。したがって,どれかのバックエンドサーバがRDエリアの最大数,又はRDエリアを構成するHiRDBファイルの最大数を超える場合,共用RDエリアは追加できません。

  4. 共用RDエリアを追加する場合,ユーザ用RDエリアだけ対象となります。また,使用目的SDBで作成したHiRDBファイルシステム領域にだけ追加できます。

  5. 0904互換モードを適用している場合で,一時表用RDエリアを追加するときは,システム共通定義の一時表用RDエリアの最大数(pd_max_tmp_table_rdarea_noの値)を超えないようにしてください。一時表用RDエリアの最大数を超える場合は,HiRDBを終了してからシステム共通定義を変更する必要があります。