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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


5.1.2 LOB列がある表へのデータロード

〈この項の構成〉

(1) データロード方法

LOB列がある表の場合,LOB列構成基表とLOB列へ同時にデータロードできます。また,別々にデータロードすることもできます。LOB列構成基表とは,LOB列がある表のLOB列を除いた部分のことをいいます。また,LOB列とは,データ型がBLOBの列のことをいいます。

LOB列だけを後からデータロードするのは,表に複数のLOB列がある場合に,LOB列へのデータロードを,列単位に分けて複数同時実行するための機能です。ただし,LOB列構成基表のデータロードだけ完了した状態では,LOB列へのデータロードが未完というデータベースとしては不安定な状態なので,該当する表の更新はPURGE TABLE文を含めて絶対にしないでください。別々にデータロードする場合は,他ユーザからの更新を抑止するために,RDエリアをコマンド閉塞にしておくことをお勧めします。

LOB列がある表へのデータロード方法を次の図に示します。

図5‒2 LOB列がある表へのデータロード方法

[図データ]

LOB入力ファイルとは,1列1行ごとに用意するファイルです。したがって,LOB列数×行数分のファイルが必要となります。

列単位LOB入力ファイルとは,1列ごとに用意するファイルです。したがって,LOB列数分のファイルが必要となります。

(2) 入力データ

LOB列がある表へデータロードする場合,入力データは次のどちらかのパターンで用意します。

入力データファイル

LOB入力ファイル

LOB列以外のデータ,LOB入力ファイル名を記述

格納データ数分のLOB入力ファイルを用意

LOB列以外のデータ,LOBデータを記述

不要