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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


4.4.4 注釈(コメント)の扱い

SQL文の最初に現れた「/*」以降を注釈とみなします。それ以降,指定したすべての文字(セミコロンを含む)を注釈として扱います。また,注釈の開始を示す「/*」以降,最初に現れた「*/」を注釈の終了とみなします。この注釈を囲み注釈といいます。ただし,システム定義のpd_sql_simple_comment_useオペランドがYの場合は,SQL文中の「--」から,それ以降の最初の改行コードまでのすべての文字(セミコロンを含む)を注釈とみなします。この注釈を単純注釈といいます。

例を次に示します。なお,下線部が注釈とみなされます。

(例1)
CREATE TABLE T1 (C1 INT) ; /* CU ADDRESS TABLE */   …注釈の開始・終了
 
(例2)
CREATE TABLE T1 /* CU ADDRESS TABLE */ (C1 INT) ;   …注釈の開始・終了
 
(例3)
CREATE TABLE T1 /* CU ADDRESS   …注釈の開始・継続
TABLE */ (C1 INT) ;   ………………注釈の終了
 
(例4)
CREATE TABLE T1 /* CU ADDRESS TABLE * (C1 INT) ;   …注釈の開始・継続
 
(例5)
CREATE TABLE T1 /* CU /* ADDRESS */ TABLE */ (C1 INT) ;  …注釈の開始・終了
 
(例6)
CREATE TABLE T1 -- CU ADDRESS  …注釈の開始・終了
(C1 INT) ;

引用符(")やアポストロフィ(')で囲まれた「/* 〜 */」及び「-- 〜 改行コード」は注釈とみなされません。注釈の記述方法については,マニュアル「HiRDB Version 9 SQLリファレンス」のSQLの記述形式を参照してください。また,注釈の扱いは会話型SQL実行ユティリティ(HiRDB SQL Executer)とは異なるので注意してください。