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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


3.4.1 規則

  1. データベース初期設定ユティリティは,HiRDBが初期設定終了待ち状態(KFPS05201-Qメッセージを出力し,待っている状態)のときだけ実行できます。初期設定終了待ち状態とは,マスタディレクトリ用RDエリアが初期化されていない状態,又はpdstartコマンドで-iオプションを指定してHiRDBを開始した状態をいいます。

  2. データベース初期設定ユティリティは,シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。

  3. データベース初期設定ユティリティ実行時にエラーが発生した場合,エラーが発生した時点で処理を打ち切ります。この場合,標準エラー出力,及びメッセージログファイルに出力されたエラーの原因を取り除き,再度データベース初期設定ユティリティを実行する必要があります。

  4. データベース初期設定ユティリティが異常終了(アボート,及びプロセスダウン)した場合,%PDDIR%\spoolに初期設定ステータスファイル(pdinit)が残ることがあります。データベース初期設定ユティリティを再度実行する場合には,このファイルを削除する必要があります。

  5. 1:1スタンバイレス型系切り替え機能を使用していて代替BESを待機状態にしている場合,pdinitは実行できません。1:1スタンバイレス型系切り替え機能を使用している場合にpdinitを実行するときは,すべての正規BESを実行系として開始してください。

  6. データベース初期設定ユティリティを実行する場合は,-uオプション及び-pオプションを指定してください。指定していない場合は,HiRDBは固有名称の認可識別子及びパスワードにDBA権限を与えるため,DBA権限が他のユーザに使用されるおそれがあります。

  7. データベース初期設定ユティリティ実行時に,ディクショナリ表に対して空き領域の再利用機能を適用します。