1.3 ユティリティ一覧
HiRDBのユティリティ一覧を次の表に示します。なお,ユティリティによっては,「ユティリティの実行者」「HiRDB稼働中での実行」「実行するサーバマシン」に,さらに条件が付くことがあります。詳細は,各ユティリティの説明を参照してください。
ユティリティ |
内容 |
HiRDB稼働中での実行 |
実行するサーバマシン |
|
---|---|---|---|---|
データベースの初期設定(RDエリアの作成)をします。 |
HiRDB管理者 |
○ |
SDS又はMGR |
|
定義系SQLを実行します。 |
CONNECT権限保持者 |
○ |
任意のサーバマシン |
|
ユーザが用意したデータを表に格納します。 |
動作モードによって異なります。 |
○ |
SDS又はMGR |
|
会話形式でSQLを実行できます。 |
CONNECT権限保持者 |
○ |
任意のサーバマシン |
|
RDエリアの追加,拡張,又は再初期化など,データベースの物理構成を変更します。 |
HiRDB管理者 |
○ |
SDS又はMGR |
|
表の再編成,インデクスの再作成など,表のメンテナンスをします。 |
機能によって異なります。 |
○ |
SDS又はMGR |
|
表定義情報又はストアドプロシジャ情報を移行します。 |
DBA権限保持者,又は表の所有者 |
○ |
SDS又はMGR |
|
リバランス表にRDエリアを追加したときに発生する,データの偏りを修正します。 |
DBA権限保持者,又はSELECT権限,INSERT権限,DELETE権限保持者 |
○ |
SDS又はMGR |
|
オンライン中に空きページ(使用中空きページ)を解放します。 |
DBA権限保持者,又はINSERT権限,DELETE権限保持者 |
○ |
SDS又はMGR |
|
表のページ情報をグローバルバッファに読み込みます。 |
DBA権限保持者,SELECT権限保持者,又はスキーマの所有者 |
○ |
SDS又はMGR |
|
参照制約又は検査制約が定義された表に対して,整合性チェック及び検査保留状態の操作(設定又は解除)をします。 |
DBA権限保持者,又は表の所有者 |
○ |
SDS又はMGR |
|
アンロードデータファイル,及びシステムログファイルから情報を入力し,統計情報を編集します。 |
HiRDB管理者 |
◎ |
任意のサーバマシン |
|
ユーザ用RDエリアの表とインデクス,又はデータディクショナリ用RDエリアの格納状態を解析し,解析結果を表示します。 |
DBA権限保持者 |
○ |
SDS又はMGR |
|
コストベースの最適化のための最適化情報を取得し,ディクショナリ表に最適化情報を登録します。 |
SELECT権限保持者 |
○ |
SDS又はMGR |
|
SQL最適化処理によって決定されたアクセスパスを表示します。 |
一般ユーザ |
◎ |
SDS又はFES |
|
|
HiRDB管理者 |
○ |
SDS又はMGR |
|
|
HiRDB管理者 |
○ |
SDS又はMGR |
|
レジストリ機能を管理,操作するためのレジストリ用RDエリア,レジストリLOB用RDエリア,及びレジストリ管理表を作成します。 |
HiRDB管理者 |
○ |
SDS又はMGR |
|
JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイルに,監査証跡表のデータを出力します。 |
HiRDB管理者及び監査人※ |
○ |
SDS又はMGR |
- (凡例)
-
◎:HiRDBが稼働中でも停止中でも実行できます。
○:HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。
SDS:HiRDB/シングルサーバの場合に,シングルサーバがあるサーバマシンで実行することを示します。
MGR:HiRDB/パラレルサーバの場合に,システムマネジャがあるサーバマシンで実行することを示します。
FES:HiRDB/パラレルサーバの場合に,フロントエンドサーバがあるサーバマシンで実行することを示します。
- 注
-
運用コマンド又はユティリティの実行時に指定したファイルを,ほかの運用コマンド,ユティリティ,又はUAPで同時に使用しないでください。同じファイルを運用コマンド,ユティリティ,又はUAPで同時に使用した場合は,処理結果が不正となったりエラーが発生したりすることがあります。
- 注※
-
HiRDB管理者でコマンドを実行し,HiRDBへアクセスする際の認証には監査人の認可識別子とパスワードを指定してください。