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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム定義(Windows(R)用)


付録C.5 1サーバ当たりのUNTIL DISCONNECT指定の排他表とRDエリア数の総和(pd_lck_until_disconnect_cnt)の見積もり式

1サーバ当たりのUNTIL DISCONNECT指定排他の表とRDエリアの総和(pd_lck_until_disconnect_cnt)の見積もり式を次に示します。なお,計算式はサーバで異なります。サーバ共通定義の見積もり式は,バックエンドサーバと同じです。

〈計算式〉

サーバの種類

計算式

シングルサーバ

{a+b+o+p+q+(t×3)+(w×2)+u+v+x}×2+{2×(f+g+i+1)+(g+y+z)+A+B}×e

ディクショナリサーバ

(a+b)×2+{2×(f+g+i+1)+(g+y+z)+A+B}×e

バックエンドサーバ

{a+b+o+p+q+r+s+(t×3)+(w×2)+u+v+x}×2+{2×(f+g+i+1)+(g+y+z)+A+B}×e

a:同時実行するUNTIL DISCONNECT指定のLOCK TABLE文で指定する表の数

b:同時実行するUNTIL DISCONNECT指定のLOCK TABLE文で指定する表を格納するRDエリア数

e:同時実行するユティリティの数

f:同時実行するユティリティの処理対象表を格納するLOB用RDエリアの数

g:同時実行するユティリティの処理対象インデクスを格納するRDエリアの数

i:同時実行するユティリティの処理対象表を格納するRDエリアの数

o:同時に使用するデータ用ローカルバッファが割り当てられた表の格納RDエリアの総数

データ用ローカルバッファを使用する場合に加算します。

p:同時に使用するインデクス用ローカルバッファが割り当てられたインデクスの格納RDエリアの総数

インデクス用ローカルバッファを使用する場合に加算します。

q:同時に使用するインデクス用ローカルバッファが割り当てられたインデクスの対象の表の総数

インデクス用ローカルバッファを使用する場合に加算します。

r:同時実行するIN EXCLUSIVE MODE指定のLOCK文で指定する共用表格納RDエリアの総数

共用RDエリアを使用する場合に加算します。

s:同時実行するIN EXCLUSIVE MODE指定のLOCK文で指定する共用表に定義されているすべての共用インデクス格納RDエリアの総数

共用RDエリアを使用する場合に加算します。

t:同時に実体化するSQLセッション固有一時表数

SQLセッション固有一時表を使用する場合に加算します。

u:同時に実体化するSQLセッション固有一時表を格納する一時表用RDエリアの総数

SQLセッション固有一時表を使用する場合に加算します。

v:同時に実体化するSQLセッション固有一時表に定義されている一時インデクスを格納する一時表用RDエリアの総数

SQLセッション固有一時表を使用する場合に加算します。

w:同時に実体化するSQLセッション固有一時インデクス数

SQLセッション固有一時表を使用する場合に加算します。

x:同時に実体化するSQLセッション固有一時表及びSQLセッション固有一時インデクスが格納されているRDエリア内の使用セグメント数の総数

SQLセッション固有一時表を使用する場合に加算します。

y:使用する順序数生成子数

データベース作成ユティリティを実行する場合に加算します。

z:使用する順序数生成子格納RDエリア数

データベース作成ユティリティを実行する場合に加算します。

A:処理対象表の外部キー数

整合性チェックユティリティを実行する場合に加算します。

B:処理対象表の外部キーが参照する被参照表の格納RDエリアの総数

整合性チェックユティリティを実行する場合に加算します。

注 ここでいうユティリティとは次に示すユティリティのことです。
  • データベース作成ユティリティ

  • データベース再編成ユティリティ

  • 空きページ解放ユティリティ

  • グローバルバッファ常駐化ユティリティ

  • リバランスユティリティ(占有モード)

  • 整合性チェックユティリティ