11.3.1 同時実行最大数に関するオペランド
- ◆ pd_utl_exec_mode = 0|1
-
- 《オペランドの省略値》
-
-
推奨モード適用時の省略値:1
-
0904互換モード適用時の省略値:0
-
ユティリティの最大同時実行数を拡張するかどうかを指定します。
- 0:
-
ユティリティの最大同時実行数を拡張しません。この場合,ユティリティの最大同時実行数は,HiRDBが決定します。
- 1:
-
ユティリティの最大同時実行数を拡張します。この場合,pd_max_usersオペランドの値に応じてユティリティの最大同時実行数が拡張されます。
このオペランドの指定値によって決まるユティリティの最大同時実行数については,マニュアル「HiRDB Version 9 コマンドリファレンス」の「ユティリティの最大同時実行数」を参照してください。
- 《指定値の目安》
-
次に示す場合は1を指定してください。
-
0を指定したときの最大同時実行数では足りない場合
-
次に示す計算式を満たす場合
全バックエンドサーバ数(HiRDB/シングルサーバの場合は1)×2×全ユティリティの同時実行数≧824
また,次に示す条件式をすべて満たす場合は,このオペランドに1を指定すると共用メモリの使用量を少なくできます。
-
pd_max_usersの値<32
-
pd_max_usersの値>ユティリティの最大同時実行数
1を指定した場合,ユティリティ実行時に必要な共用メモリはユティリティ実行時に動的に確保されます。
-
- 《各見積もり式への影響》
-
pd_utl_exec_modeオペランドの指定値を変更すると,次の見積もり式に影響があります。
マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」:
-
「HiRDB/シングルサーバのメモリ所要量の見積もり」の「メモリ所要量の計算式」
-
「HiRDB/シングルサーバのメモリ所要量の見積もり」の「ユニットコントローラが使用する共用メモリの計算式」
-
「HiRDB/パラレルサーバのメモリ所要量の見積もり」の「メモリ所要量の計算式」
-
「HiRDB/パラレルサーバのメモリ所要量の見積もり」の「ユニットコントローラが使用する共用メモリの計算式」
-