9.2.53 ワークファイル出力先ディレクトリの変更
- ◆ pd_tmp_directory = ワークファイル出力先ディレクトリ名
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〜<絶対パス名>((3〜200))
HiRDBが出力するワークファイルの出力先ディレクトリ名を指定します。指定するディレクトリはHiRDBを起動する前に作成し,全ユーザに対してアクセス権限を付与しておいてください。
HiRDBは,各コマンドで決められた優先順位に従ってワークファイル出力先ディレクトリを決定します。出力先を決定する上でこのオペランドの指定値が有効となる出力ファイルについては,マニュアル「HiRDB Version 9 コマンドリファレンス」を参照してください。
指定したディレクトリに格納されたワークファイルは,pdcspoolコマンドで定期的に削除できます。pdcspoolコマンドについては,マニュアル「HiRDB Version 9 コマンドリファレンス」を参照してください。
- 《前提条件》
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このオペランドに指定するディレクトリは,HiRDBを起動する前に作成してください。また,付与するディレクトリのアクセス権限については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」の「ワークファイル出力先ディレクトリの作成」を参照してください。
HiRDB停止中に誤ってディレクトリを削除するなどして,HiRDBの起動時にこのオペランドに指定した名称のディレクトリが存在しなくなった場合は,HiRDBが指定した名称のディレクトリを作成し,アクセス権限に上位ディレクトリのアクセス権限と同じアクセス権限を付与します。
- 《利点》
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HiRDBの運用ディレクトリ以外にHiRDBが出力するワークファイルの出力先を1か所に統一できます。
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pdcspoolコマンドと併用することで,コマンド実行後に残るワークファイルを定期的に削除できます。
これらの効果によって,ディスク管理が容易になります。
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- 《注意事項》
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このオペランドには,ドライブ直下(C:\など)は指定できません。
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HiRDB運用ディレクトリ下のディレクトリは指定しないでください。
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HiRDB以外のプログラムで使用しているディレクトリ名を指定しないでください。HiRDB以外のプログラムで使用するディレクトリ名を指定すると,pdcspoolコマンドを実行した際に,HiRDB以外のプログラムが出力したファイルが削除されることがあります。
ただし,次の名称を指定した場合には,pdcspoolコマンドを実行してもファイルが削除されないため,ユーザが手動でファイルを削除する必要があります。
・ドライブ直下(C:\など)
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指定したパス名が正しくない,又は,指定したディレクトリにユーザのアクセス権限がない場合,HiRDBはこのオペランドで指定したディレクトリにアクセスできません。このとき,警告メッセージが出力され,このオペランドの指定値に%PDDIR%\tmpが仮定されます。
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このオペランドを指定しなかった場合,環境変数TMPに値が正しく設定されていれば,このオペランドの指定値に環境変数TMPの設定値が仮定されます。このとき,環境変数TMPに設定するパス名長は200バイト以内に設定してください。
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環境変数TMPに値が設定されていないとき,又は環境変数の設定値が不正のときは,このオペランドの指定値に%PDDIR%\tmpが仮定されます。
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