9.2.51 SQL実行時間警告出力機能に関するオペランド
- ◆ pd_cwaittime_wrn_pnt = SQL実行時間警告情報の出力条件(比率指定)|SQL実行時間警告情報の出力条件(時間指定)《1800sec,auto》
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SQL実行時間警告出力機能を使用する場合にこのオペランドを指定します。このオペランドの指定方法は次に示す二つの方法があります。
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比率で指定する方法
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時間で指定する方法
SQL実行時間警告出力機能については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム運用ガイド」を参照してください。
- SQL実行時間警告情報の出力条件(比率指定):〜<符号なし整数>((0〜99))又は<符号なし10進数>((0〜99.999999))(単位:%)
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SQL実行時間警告出力機能のSQL実行時間警告情報を出力する条件を,クライアントの最大待ち時間(クライアント環境定義のPDCWAITTIMEオペランドの値)に対する比率で指定します。SQLの実行後にHiRDBがSQLの実行時間を調べます。その結果,SQLの実行時間がこのオペランドの指定値によって設定される時間以上になった場合,次に示す警告情報を出力します。これをSQL実行時間警告出力機能といいます。
《オペランドの指定方法》
PDCWAITTIMEオペランドの値に対する比率(%単位)で指定します。例えば,PDCWAITTIMEオペランドに100(秒)を指定し,このオペランドに90(%)を指定すると,SQLの実行後にHiRDBがSQLの実行時間を調べます。その結果,SQLの実行時間が90秒以上100秒未満の場合に警告情報が出力されます。
(例)
PDCWAITTIME = 100
pd_cwaittime_wrn_pnt = 90
- SQL実行時間警告情報の出力条件(時間指定):〜<符号なし10進数>((0〜65534.999999))sec又は<符号なし整数>((0〜65534))sec,auto(単位:秒)
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SQL実行時間警告出力機能のSQL実行時間警告情報を出力する条件を時間で指定します。SQLの実行後にHiRDBがSQLの実行時間を調べます。その結果,SQLの実行時間がこのオペランドの指定値によって設定される時間以上になった場合,次に示す警告情報を出力します。これをSQL実行時間警告出力機能といいます。
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SQL実行時間警告情報ファイル
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警告メッセージ(KFPA20009-W)
autoを指定した場合,PDCWAITTIMEを省略又は0を指定した場合も,そのSQLに対して警告情報を出力します。
《オペランドの指定方法》
出力契機とする時間を秒単位で指定します(小数点以下6けたまで指定できます)。指定値に「sec」を付けてください。
(例)
pd_cwaittime_wrn_pnt = 0.001sec
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これ以降の説明は,比率指定及び時間指定の両方共通の説明です。
- 《オペランドの規則》
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このオペランドに0,0sec,又は0sec,autoを指定すると,警告情報を出力しません(SQL実行時間警告出力機能を使用しません)。
- 《クライアント環境定義との関連》
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このオペランドの値はクライアントごとに変更できます。クライアントごとに変更する場合は,クライアント環境定義のPDCWAITTIMEWRNPNTオペランドを指定してください。PDCWAITTIMEWRNPNTオペランドについては,マニュアル「HiRDB Version 9 UAP開発ガイド」を参照してください。
- 《ほかのオペランドとの関連》
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このオペランドは次に示すオペランドと関連があります。
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pd_cwaittime_report_dir
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pd_cwaittime_report_size
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- ◆ pd_cwaittime_report_dir = SQL実行時間警告情報ファイルの出力先ディレクトリ
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〜<パス名>《%PDDIR%¥spool¥pdcwwrn》
SQL実行時間警告情報ファイルを出力する場合に,出力先のディレクトリを絶対パス名で指定します。ここで指定したディレクトリ下にSQL実行時間警告情報ファイルが二つ(pdcwwrn1及びpdcwwrn2)作成されます。
HiRDB/パラレルサーバの場合,警告対象となったSQLを発行するUAPが接続するフロントエンドサーバがあるサーバマシンにSQL実行時間警告情報ファイルを出力します。
- 《オペランドの規則》
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パス名は255文字以内とします。
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パス名の大文字と小文字の区別をしません。
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- ◆ pd_cwaittime_report_size = SQL実行時間警告情報ファイルの最大容量
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〜<符号なし整数>((2048〜2147473627))《10000000》(単位:バイト)
SQL実行時間警告情報ファイルの最大容量を指定します。このオペランドに指定した値はSQL実行時間警告情報ファイル一つ分の容量です。SQL実行時間警告情報ファイルは二つ作成されるため,指定値に注意してください。例えば,10,000を指定すると,ディレクトリ下に最大10,000バイトのファイルが二つ作成されます。
- 《指定値の目安》
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次に示す計算式を目安にこのオペランドの指定値を決めてください。
{1280+SQL文のサイズ(バイト)}×ファイルに格納する警告情報数
SQL文に注釈(コメント)やSQLの最適化を指定している場合は,注釈及びSQLの最適化の指定サイズ(バイト)も,SQL文のサイズに含めてください。
- 《備考》
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SQL実行時間警告情報ファイルへの出力容量がこのオペランドの値を超えると,出力先をもう片方のファイルに切り替えます。これを繰り返して二つのファイルを交互に使用します。このとき,切り替え先の古い情報は削除されます。
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1回で出力するSQL実行時間警告情報の大きさがファイル容量を超えた場合,SQL実行時間警告情報をすべて出力しません。ファイル容量までのSQL実行時間警告情報を出力します。この場合,SQL実行時間警告情報の最後に#を付けます。
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