9.2.1 システム構成に関するオペランド
- ◆ pd_system_id = HiRDB識別子
-
〜<識別子>((4文字))
HiRDBサーバの識別子を指定します。このオペランドは省略できません。必ず指定してください。
複数のHiRDB/シングルサーバを使用している場合は,システム間でHiRDB識別子が一意になるようにしてください。
- 《注意事項》
-
一度設定したHiRDB識別子を変更するには,データベース初期設定ユティリティで再度システムを構築し直す必要があります。したがって,後で変更が発生するような名称は避けてください。
- ◆ pd_name_port = HiRDBのポート番号
-
〜<符号なし整数>((5001〜65535))《20000》
- 《注意事項》
-
注意事項については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」の「HiRDBで指定するポート番号」を参照してください。
- 《ほかのオペランドとの関連》
-
このオペランドは,pdunitオペランドの-pオプションと関連があります。
- ◆ pd_master_file_name = "マスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名称"
-
〜<パス名>((167文字以内))
マスタディレクトリ用RDエリアを構成する先頭のHiRDBファイル名称を,絶対パス名で指定します。このオペランドは省略できません。必ず指定してください。
- 《注意事項》
-
-
一度設定したマスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名称を変更するには,データベース初期設定ユティリティで再度システムを構築し直す必要があります。したがって,後で変更が発生するような名称は避けてください。
-
HiRDBファイルシステム領域名は大文字と小文字の区別をしませんが,HiRDBファイル名は大文字と小文字の区別をします。
C:\rdarea\mast\mast01の場合,C:\rdarea\mastについては大文字と小文字の区別をしません。mast01については大文字と小文字の区別をします。
-
- ◆ pdunit -x ホスト名
-
- 《備考》
-
-xオプション,及び-cオプションは,計画停止後の再開始時でも指定値の変更ができます。それ以外のオプションの場合は,正常終了後に指定値を変更してください。
- ●HiRDB/シングルサーバの場合
-
HiRDB/シングルサーバのユニット構成を定義します。
- 《指定値の目安》
-
-
HiRDB/シングルサーバの場合はこのオペランドを省略できます。
ただし,IPアドレスを引き継がない系切り替え機能を使用する場合はこのオペランドを省略できません。
-
系切り替え機能を使用する場合は,現用系と予備系のシステム定義の内容を同じにします。
-
相互系切り替え構成の場合,マルチHiRDBの構成(1サーバマシンに二つのHiRDB/シングルサーバが共存する構成)となりますが,二つのHiRDB/シングルサーバでシステム定義の内容を同じにはできません。
-
指定するすべてのpdunitオペランドの-x及び-cオプションに指定するホスト名には,それぞれ異なる名称を指定してください。
-
- -x ホスト名
-
〜<ホスト名>((1〜32文字))
HiRDB/シングルサーバを定義するサーバマシンのホスト名を指定します。
IPアドレス又はFQDN形式で指定することもできます。また,ループバックアドレスを指定することもできます。ただし,同じサーバマシンに対する指定形式は統一してください。例えば,同じサーバマシンのホスト名を,ホスト名形式で指定したり,IPアドレス形式で指定したりすることはできません。
指定例については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」の「DNSサーバでIPアドレスを管理する場合の設定」を参照してください。
ホスト名形式で指定する場合の注意事項
-
hostnameコマンドを実行して表示されたホスト名を指定してください。
-
ホスト名は大文字と小文字を区別します。
-
ホスト名には別名を指定できません。
《ほかのオペランドとの関連》
pdunitオペランドの-xオプション,-cオプション,及びpd_hostnameオペランドに指定するホスト名の関係を次に示します。
システム構成の条件
pdunitオペランド
pd_hostnameオペランドの指定
-xオプションの指定
-cオプションの指定
系切り替え機能を使用しない場合
-
ホスト名※1を指定
-
pdunitオペランドを省略
指定不要
-
pd_hostnameオペランドを省略
-
標準ホスト名※1を指定
-
-xオプションと同じホスト名※1を指定
ループバックアドレスを指定※2,※4
指定不要
-
pd_hostnameオペランドを省略
-
ループバックアドレスを指定
系切り替え機能を使用する場合
モニタモードでIPアドレスを引き継ぐ場合※6
再配置可能なIPアドレス,再配置可能なIPアドレスのホスト名,又はFQDNを指定
指定不要
-
pd_hostnameオペランドを省略
-
現用系の標準ホスト名※1を指定
-
-xオプションと同じホスト名※1を指定
ループバックアドレスを指定※2,※3,※4,※5
指定不要
-
pd_hostnameオペランドを省略
-
ループバックアドレスを指定
IPアドレスを引き継がない場合
現用系のホスト名※1を指定
予備系のホスト名※1を指定
現用系の標準ホスト名※1を指定
-
- 注
-
-
ここで指定したホスト名はhostsファイル又はDNSなどに登録し,名前解決しておく必要があります。
-
ホスト名をFQDN形式で指定する場合は,ホスト名をFQDN形式で定義しておく必要があります。
-
HiRDBでは,localhostを通常のホスト名として扱うため,ループバックアドレスとして使用する場合は,名前解決しておく必要があります。
-
pdunitオペランドを省略した場合,-xオプションに標準ホスト名が指定されたと仮定します。この場合,「はじめに」の「■このマニュアルで使用している構文要素記号」で説明している規則に従って標準ホスト名が付けられている必要があります。
また,pdunitオペランドを省略した場合は標準ホスト名が仮定されるため,標準ホスト名をhostsファイル又はDNSに登録して名前解決してください。
-
- 注※1
-
指定形式は,ホスト名,IPアドレス,又はFQDN形式のどれかになります。
- 注※2
-
ループバックアドレスを指定する場合,hostsファイル又はDNSなどへのホスト名の登録が不要になります。
- 注※3
-
この場合,クラスタソフトウェアのIPアドレス引き継ぎの設定が不要になります。
- 注※4
-
この場合,ほかのマシンのHiRDBクライアントからHiRDBサーバに接続できません。HiRDBサーバに接続するには,マルチコネクションアドレス機能又は高速接続機能を使用してください。
- 注※5
-
マルチコネクションアドレス機能を使用する場合は,pdstartオペランドの-mオプション(HiRDBクライアントが接続するホスト名を指定するオプション)に,系の切り替え時に引き継ぐ再配置可能なIPアドレスのホスト名を指定してください。
- 注※6
-
MSFCのリソース(ネットワーク名)に登録する仮想ネットワーク名を指定してください。仮想ネットワーク名の登録については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム運用ガイド」を参照してください。
- -u ユニット識別子
-
〜<識別子>((4文字))
ユニット識別子を指定します。ユニット制御情報定義のpd_unit_idオペランドにも,ここで指定したユニット識別子を指定します。
- -d "HiRDB運用ディレクトリ名"
-
〜<200文字以内のパス名>《環境変数PDDIRの値》
HiRDB運用ディレクトリ名を指定します。
HiRDB運用ディレクトリ名は大文字と小文字の区別をしません。C:\hirdb_xとC:\HIRDB_Xは同じ名称として認識されます。
pdunitオペランドを省略すると,-dオプションにインストールディレクトリが指定されたと仮定します。
- -c ホスト名
-
〜<ホスト名>((1〜32文字))
IPアドレスを引き継がない系切り替えをする場合にこのオプションを指定します。
このオプションには予備系のホスト名を指定します。IPアドレス又はFQDN形式で指定することもできます。ただし,同じサーバマシンに対する指定形式は統一してください。例えば,同じサーバマシンのホスト名を,ホスト名形式で指定したり,IPアドレス形式で指定したりすることはできません。
ホスト名形式で指定する場合の注意事項
-
ホスト名は大文字と小文字を区別します。
-
ホスト名には別名を指定できません。
-
- -p HiRDBのポート番号
-
〜<符号なし整数>((5001〜65535))
HiRDB/シングルサーバの場合はこのオプションを指定しないでください。
- -s スケジューラプロセスのポート番号
-
〜<符号なし整数>((5001〜65535))
スケジューラプロセスのポート番号を指定します。
《注意事項》
-
通常,このオプションを指定する必要はありません。
-
相互系切り替え構成などで一つのサーバマシンに複数のユニットがある場合は,ユニットごとに異なるポート番号を指定してください。
-
スケジューラプロセスのポート番号の指定方法,及びほかのポート番号との重複に関する注意事項については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
《ほかのオペランドとの関連》
このオペランドは,次に示すオペランドと関連があります。
-
pd_service_port
-
pd_scd_port
-
- -t トランザクションサーバプロセスのポート番号
-
〜<符号なし整数>((5001〜65535))
トランザクションサーバプロセスのポート番号を指定します。
《注意事項》
-
通常,このオプションを指定する必要はありません。
-
相互系切り替え構成などで一つのサーバマシンに複数のユニットがある場合は,ユニットごとに異なるポート番号を指定してください。
-
トランザクションサーバプロセスのポート番号の指定方法,及びほかのポート番号との重複に関する注意事項については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
《ほかのオペランドとの関連》
このオペランドは,pd_trn_portオペランドと関連があります。
-
- -m メッセージログサーバプロセスのポート番号
-
〜<符号なし整数>((5001〜65535))
メッセージログサーバプロセスのポート番号を指定します。
《注意事項》
-
通常,このオプションを指定する必要はありません。
-
相互系切り替え構成などで一つのサーバマシンに複数のユニットがある場合は,ユニットごとに異なるポート番号を指定してください。
-
メッセージログサーバプロセスのポート番号の指定方法,及びほかのポート番号との重複に関する注意事項については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
《ほかのオペランドとの関連》
このオペランドは,pd_mlg_portオペランドと関連があります。
-
- ●HiRDB/パラレルサーバの場合
-
HiRDB/パラレルサーバのユニット構成を定義します。
- 《指定値の目安》
-
-
このオペランドには,HiRDB/パラレルサーバを構成するすべてのユニットの情報を定義します。例えば,ユニットが三つある場合は,pdunitオペランドを三つ指定します。
-
系切り替え機能を使用する場合はこのオペランドを省略できません。
-
系切り替え機能を使用する場合は,現用系と予備系のシステム定義の内容を同じにします。
-
相互系切り替え構成の場合,マルチHiRDBの構成(1ホストに異なる二つのユニットが共存する構成)となりますが,異なる二つのユニットでシステム定義の内容を同じにはできません。
-
指定するすべてのpdunitオペランドの-x及び-cオプションに指定するホスト名には,それぞれ異なる名称を指定してください。
-
HiRDB/パラレルサーバを1ユニットだけで構成する場合は,このオペランドを省略できます。省略すると,HiRDB運用ディレクトリにはインストールディレクトリが仮定されます。
-
- -x ホスト名
-
〜<ホスト名>((1〜32文字))
HiRDB/パラレルサーバの各サーバを定義するサーバマシンのホスト名を指定します。IPアドレス又はFQDN形式で指定することもできます。ただし,同じサーバマシンに対する指定形式は統一してください。例えば,同じサーバマシンのホスト名を,ホスト名形式で指定したり,IPアドレス形式で指定したりすることはできません。
指定例については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」の「DNSサーバでIPアドレスを管理する場合の設定」を参照してください。
ホスト名形式で指定する場合の注意事項
-
hostnameコマンドを実行して表示されたホスト名を指定してください。
-
ホスト名は大文字と小文字を区別します。
-
ホスト名には別名を指定できません。
《ほかのオペランドとの関連》
pdunitオペランドの-xオプション,-cオプション,及びpd_hostnameオペランドに指定するホスト名の関係を次に示します。
システム構成の条件
pdunitオペランド
pd_hostnameオペランドの指定
-xオプションの指定
-cオプションの指定
系切り替え機能を使用しない場合
ホスト名※1を指定
指定不要
-
pd_hostnameオペランドを省略
-
標準ホスト名※1を指定
系切り替え機能を使用する場合
IPアドレスを引き継ぐ場合※3
再配置可能なIPアドレス,再配置可能なIPアドレスのホスト名,又はFQDNを指定
指定不要
現用系の標準ホスト名※1を指定
IPアドレスを引き継がない場合
現用系のホスト名※1を指定
予備系のホスト名※1を指定※2
現用系の標準ホスト名※1を指定
-
- 注
-
-
ここで指定したホスト名はhostsファイル又はDNSなどに登録し,名前解決しておく必要があります。
-
ホスト名をFQDN形式で指定する場合は,ホスト名をFQDN形式で定義しておく必要があります。
-
- 注※1
-
指定形式は,ホスト名,IPアドレス,又はFQDN形式のどれかになります。
- 注※2
-
pdunitオペランドの-xオプション及び-cオプションに指定するホスト名は重複できません。正しい例と間違った例を次に示します。
(正しい例)
pdunit -x hostA ... -c hostAA
pdunit -x hostB ... -c hostBB
(間違った例)
pdunit -x hostA ... -c hostB
pdunit -x hostB ... -c hostA
IPアドレスを引き継がない相互系切り替え構成のHiRDBシステム定義の例については,「HiRDB/パラレルサーバの場合:スタンバイ型系切り替え機能使用時」を参照してください。
- 注※3
-
MSFCのリソース(ネットワーク名)に登録する仮想ネットワーク名を指定してください。仮想ネットワーク名の登録については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム運用ガイド」を参照してください。
- -u ユニット識別子
-
〜<識別子>((4文字))
ユニット識別子を指定します。各ユニット制御情報定義のpd_unit_idオペランドにも,ここで指定したユニット識別子を指定します。
- -d "HiRDB運用ディレクトリ名"
-
〜<200文字以内のパス名>《環境変数PDDIRの値》
このユニットのHiRDB運用ディレクトリ名を指定します。
HiRDB運用ディレクトリ名は大文字と小文字の区別をしません。C:\hirdb_xとC:\HIRDB_Xは同じ名称として認識されます。
- 《注意事項》
-
-
1:1スタンバイレス型系切り替え機能を使用する場合
正規バックエンドサーバユニットと代替バックエンドサーバユニットで同じHiRDB運用ディレクトリ名を指定してください。
-
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を使用する場合
同じHAグループに属する全ユニットで,同じHiRDB運用ディレクトリ名を指定してください。
-
環境変数PDDIRは,pdstart -qコマンドを実行したユニットに設定してある環境変数が設定されます。複数ユニットで構成されるシステムの場合に-dオプションを省略するときは,全ユニットで同じHiRDB運用ディレクトリ名を指定してください。
-
- -c ホスト名
-
〜<ホスト名>((1〜32文字))
IPアドレスを引き継がない系切り替えをする場合にこのオプションを指定します。
このオプションには予備系のホスト名を指定します。IPアドレス又はFQDN形式で指定することもできます。ただし,同じサーバマシンに対する指定形式は統一してください。例えば,同じサーバマシンのホスト名を,ホスト名形式で指定したり,IPアドレス形式で指定したりすることはできません。
なお,次に示すユニットにはこのオプションを指定できません。指定した場合はHiRDBを開始できません(KFPS01896-Eメッセージが出力されます)。
-
1:1スタンバイレス型系切り替え機能を適用するユニット(IPアドレスの引き継ぎが発生しない)
-
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を適用するユニット(IPアドレスの引き継ぎが発生しない)
ホスト名形式で指定する場合の注意事項
-
ホスト名は大文字と小文字を区別します。
-
ホスト名には別名を指定できません。
-
- -p HiRDBのポート番号
-
〜<符号なし整数>((5001〜65535))
各ユニットでのHiRDBのポート番号を指定します。このオプションを省略した場合は,pd_name_portオペランドで指定した値が仮定されます。
《注意事項》
-
相互系切り替え構成などで一つのサーバマシンに複数のユニットがある場合は,ユニットごとに異なるポート番号を指定してください。
-
1:1スタンバイレス型系切り替え機能を使用する場合は,正規BESユニットと代替BESユニットに同じポート番号を指定してください。
-
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を使用する場合,同じHAグループに属するユニットには,すべて同じポート番号を指定してください。
-
HiRDBのポート番号の指定方法,及びほかのポート番号との重複に関する注意事項については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
《ほかのオペランドとの関連》
このオペランドは,pd_name_portオペランドと関連があります。
-
- -s スケジューラプロセスのポート番号
-
〜<符号なし整数>((5001〜65535))
pd_name_fixed_port_lookupオペランドにYを指定した場合に,各ユニットでのスケジューラプロセスのポート番号を指定します。
《注意事項》
-
相互系切り替え構成などで一つのサーバマシンに複数のユニットがある場合は,ユニットごとに異なるポート番号を指定してください。
-
1:1スタンバイレス型系切り替え機能を使用する場合は,正規BESユニットと代替BESユニットに同じポート番号を指定してください。
-
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を使用する場合,同じHAグループに属するユニットには,すべて同じポート番号を指定してください。
-
スケジューラプロセスのポート番号の指定方法,及びほかのポート番号との重複に関する注意事項については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
《ほかのオペランドとの関連》
-
pd_name_fixed_port_lookupオペランドにYを指定する必要があります。
-
このオペランドは,次に示すオペランドと関連があります。
・pd_service_port
・pd_scd_port
-
- -t トランザクションサーバプロセスのポート番号
-
〜<符号なし整数>((5001〜65535))
pd_name_fixed_port_lookupオペランドにYを指定した場合に,各ユニットでのトランザクションサーバプロセスのポート番号を指定します。
《注意事項》
-
相互系切り替え構成などで一つのサーバマシンに複数のユニットがある場合は,ユニットごとに異なるポート番号を指定してください。
-
1:1スタンバイレス型系切り替え機能を使用する場合は,正規BESユニットと代替BESユニットに同じポート番号を指定してください。
-
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を使用する場合,同じHAグループに属するユニットには,すべて同じポート番号を指定してください。
-
トランザクションサーバプロセスのポート番号の指定方法,及びほかのポート番号との重複に関する注意事項については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
《ほかのオペランドとの関連》
-
pd_name_fixed_port_lookupオペランドにYを指定する必要があります。
-
このオペランドは,pd_trn_portオペランドと関連があります。
-
- -m メッセージログサーバプロセスのポート番号
-
〜<符号なし整数>((5001〜65535))
pd_name_fixed_port_lookupオペランドにYを指定した場合に,各ユニットでのメッセージログサーバプロセスのポート番号を指定します。
《注意事項》
-
相互系切り替え構成などで一つのサーバマシンに複数のユニットがある場合は,ユニットごとに異なるポート番号を指定してください。
-
1:1スタンバイレス型系切り替え機能を使用する場合は,正規BESユニットと代替BESユニットに同じポート番号を指定してください。
-
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を使用する場合,同じHAグループに属するユニットには,すべて同じポート番号を指定してください。
-
メッセージログサーバプロセスが起動しないユニットではポート番号を指定しても使用されませんが,定義したポート番号がほかのポート番号と異なるかどうかはチェックされます。メッセージログサーバプロセスが起動しないユニットは,二つ以上のユニットで構成されるHiRDB/パラレルサーバでpd_mlg_msg_log_unitの指定値がmanagerの場合,システムマネジャがないユニットです。
-
メッセージログサーバプロセスのポート番号の指定方法,及びほかのポート番号との重複に関する注意事項については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
《ほかのオペランドとの関連》
-
pd_name_fixed_port_lookupオペランドにYを指定する必要があります。
-
このオペランドは,pd_mlg_portオペランドと関連があります。
-
- -a ユニット監視プロセスのポート番号
-
〜<符号なし整数>((5001〜65535))
pd_name_fixed_port_lookupオペランドにYを指定した場合に,各ユニットでのユニット監視プロセスのポート番号を指定します。
《注意事項》
-
相互系切り替え構成などで一つのサーバマシンに複数のユニットがある場合は,ユニットごとに異なるポート番号を指定してください。
-
1:1スタンバイレス型系切り替え機能を使用する場合は,正規BESユニットと代替BESユニットとで同じポート番号を指定してください。
-
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を使用する場合,同じHAグループに属するユニットには,すべて同じポート番号を指定してください。
-
ユニット監視プロセスが起動しないユニットではポート番号を指定しても使用されませんが,定義したポート番号がほかのポート番号と異なるかどうかはチェックされます。ユニット監視プロセスは,二つ以上のユニットで構成されるHiRDB/パラレルサーバでシステムマネジャがあるユニットを除いて,すべてのユニットで起動しません。
-
ユニット監視プロセスのポート番号の指定方法,及びほかのポート番号との重複に関する注意事項については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
《ほかのオペランドとの関連》
-
pd_name_fixed_port_lookupオペランドにYを指定する必要があります。
-
このオペランドは,pd_alv_portオペランドと関連があります。
-
- ◆ pdstart -t サーバ種別〔-s サーバ名〕
-
〔-m ホスト名〔,ホスト名〕…
〔-n ホスト名〔,ホスト名〕…〕〕
〔-c サーバ名|-g HAグループ識別子〕
〔-k stls〕
このオペランドは省略できません。必ず指定してください。
- 《注意事項》
-
-
一度設定したサーバ名(-sオプションの指定)を変更する場合は,データベース初期設定ユティリティで再度システムを構築し直す必要があります。したがって,後で変更が発生するようなサーバ名は避けてください。
-
-t,-u,-s,又は-cオプションの指定を変更する場合は,次に示す操作をする必要があります。したがって,後で変更が発生するような指定値は避けてください。
-
システムログファイルの初期化(オプションを変更したサーバのシステムログファイルが初期化の対象になります)
-
シンクポイントダンプファイルの初期化(オプションを変更したサーバのシンクポイントダンプファイルが初期化の対象になります)
-
ユニット用ステータスファイル及びサーバ用ステータスファイルの初期化(オプションを変更したユニット及びサーバのステータスファイルが初期化の対象になります)
-
- 《備考》
-
-xオプション,-mオプション,及び-nオプションは,計画停止後の再開始時でも指定値の変更ができます。それ以外のオプションの場合は,正常終了後に指定値を変更してください。
- ●HiRDB/シングルサーバの場合
-
HiRDB/シングルサーバのサーバ構成を定義します。指定する項目は次のとおりです。
-
サーバ種別
-
サーバ名
-
ホスト名又はユニット識別子
- 《指定値の目安》
-
-
HiRDB/シングルサーバを複数個接続して使用する場合,サーバ名は各HiRDB/シングルサーバ間で一意になるように指定してください。
-
- -t サーバ種別
-
サーバの種別を指定します。
SDS:シングルサーバ
- -s サーバ名
-
〜<識別子>((1〜8文字))
シングルサーバのサーバ名を指定します。
サーバ名は大文字と小文字の区別をしません。sds01とSDS01は同じ名称として認識されます。
- -x ホスト名
-
〜<ホスト名>((1〜32文字))
pdunitオペランドの-xオプションに指定したホスト名を指定します。
pdunitオペランドを省略した場合,pdunitオペランドの-xオプションに標準ホスト名が指定されたと仮定されるため,このオプションに標準ホスト名を指定してください。
- -u ユニット識別子
-
〜<識別子>((4文字))
サーバを実行するユニットの識別子を指定します。pdunitオペランドの-uオプションで指定したユニット識別子を指定します。
系切り替え機能を使用する場合は,「-x ホスト名」ではなく,「-u ユニット識別子」を指定することをお勧めします。
- -m ホスト名〔,ホスト名〕…
-
〜<ホスト名>((1〜32文字))
マルチコネクションアドレス機能を使用する場合に,HiRDBクライアントが接続するHiRDB/シングルサーバのホスト名を指定します。IPアドレス又はFQDN形式で指定することもできます。
マルチコネクションアドレス機能については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
HiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用しているネットワークと,HiRDBサーバのサーバマシン間で使用しているネットワークが異なる場合にこのオプションを指定します。また,pd_hostnameオペランドにループバックアドレスを指定している場合に,ほかのホストのHiRDBクライアントからHiRDBサーバにアクセスするときは,このオプションを指定する必要があります。
ホスト名形式で指定する場合の注意事項
-
ホスト名は大文字と小文字を区別します。
-
ホスト名には別名を指定できません。
《注意事項》
-
このオプションは四つまで指定できます。
-
同じネットワーク上のホスト名を複数指定した場合,最初に指定したホスト名が有効になります。
-
HiRDB/シングルサーバがないサーバマシンのホスト名を指定した場合,その指定は無視されます。
-
サブネットによって,HiRDBクライアントの接続用ネットワークとHiRDBサーバ間の通信用ネットワークを切り分けている場合は,マルチコネクションアドレス機能が適用できません。-mオプションを指定した場合,HiRDBクライアントからHiRDBサーバへ接続ができなくなるときがあります。
-
-mオプションと-nオプションの指定方法を次に示します。
HiRDB/シングルサーバの構成
pdstartオペランドの指定方法
系切り替え構成
系切り替え時にHiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用するネットワークのIPアドレス(クライアントの接続先となるIPアドレス)を引き継ぐ構成
-mオプションの指定
-nオプションの指定
適用
適用
HiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用するネットワークのIPアドレスに対応するホスト名を指定してください。
オプションの指定を省略してください。
非適用
HiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用するネットワークの現用系のホスト名を指定してください。
HiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用するネットワークの予備系のホスト名を指定してください。
非適用
−
HiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用するネットワークのホスト名を指定してください。
オプションの指定を省略してください。
-
系切り替え構成を適用する際は,HiRDBサーバ間で使用するネットワークのIPアドレスを引き継がない場合でも,HiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用するネットワークのIPアドレスは引き継ぐ構成としてください。HiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用するネットワークのIPアドレスを引き継がない構成とした場合,予備系のホストに系が切り替わるとUAPの接続処理時間が遅くなります。
-
複数のIPアドレスが起動しているマシン上では,このオプションのホスト名に標準ホスト名を指定しないでください。標準ホスト名を指定すると,HiRDBクライアントの接続に失敗することがあります。詳細はマニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」の「ホスト名の登録」を参照してください。
-
IPアドレスを引き継ぐ系切り替え機能を使用する場合に,pdunitオペランドの-xオプションにループバックアドレスを指定しているときは,再配置可能なIPアドレスのホスト名を-mオプションに指定してください。
-
- -n ホスト名〔,ホスト名〕…
-
〜<ホスト名>((1〜32文字))
このオプションは-mオプションと一緒に指定してください。
マルチコネクションアドレス機能を使用する場合に,HiRDBクライアントが接続するHiRDB/シングルサーバのホスト名を指定します。IPアドレス又はFQDN形式で指定することもできます。
HiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用しているネットワークと,HiRDBサーバのサーバマシン間で使用しているネットワークが異なる場合にこのオプションを指定します。IPアドレスを引き継がない系切り替え機能を使用する場合に,予備系のホスト名を指定してください。
ホスト名形式で指定する場合の注意事項
-
ホスト名は大文字と小文字を区別します。
-
ホスト名には別名を指定できません。
《注意事項》
-
このオプションは四つまで指定できます。
-
同じネットワーク上のホスト名を複数指定した場合,最初に指定したホスト名が有効になります。
-
HiRDB/シングルサーバがないサーバマシンのホスト名を指定した場合,その指定は無視されます。
-
サブネットによって,HiRDBクライアントの接続用ネットワークとHiRDBサーバ間の通信用ネットワークを切り分けている場合は,マルチコネクションアドレス機能が適用できません。-nオプションを指定した場合,HiRDBクライアントからHiRDBサーバへ接続ができなくなるときがあります。
-
-mオプションと-nオプションの指定方法は,-mオプションの項を参照してください。
-
複数のIPアドレスが起動しているマシン上では,このオプションのホスト名に標準ホスト名を指定しないでください。標準ホスト名を指定すると,HiRDBクライアントの接続に失敗することがあります。詳細はマニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」の「ホスト名の登録」を参照してください。
-
このオプションを指定する場合は,pd_hostnameオペランドに標準ホスト名を指定してください。
-
- -c サーバ名
-
〜<識別子>((1〜8文字))
このオプションはHiRDB/パラレルサーバ限定のオプションのため,省略してください。
- -g HAグループ識別子
-
〜<識別子>((1〜8文字))
このオプションはHiRDB/パラレルサーバ限定のオプションのため,省略してください。
- -k stls
-
〜<識別子>((4文字))
このオプションはHiRDB/パラレルサーバ限定のオプションのため,省略してください。
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- ●HiRDB/パラレルサーバの場合
-
HiRDB/パラレルサーバのサーバ構成を定義します。指定する項目は次のとおりです。
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サーバ種別
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サーバ名
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ホスト名又はユニット識別子
- 《指定値の目安》
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サーバ構成の目安を次に示します。
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各サーバを別サーバマシンに定義すると,SQL処理の並列度を向上できます。
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TCP/IPプロトコルで接続されているサーバマシンにシステムマネジャ及びフロントエンドサーバを定義すると,SQL処理の並列度を向上できます。
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バックエンドサーバのCPU負荷によっては,1サーバマシンに複数のバックエンドサーバを割り当てた方がよい場合もあります。
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- 《注意事項》
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システムマネジャ及びディクショナリサーバは複数個指定できません。
- -t サーバ種別
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サーバの種別を指定します。
MGR:システムマネジャ
FES:フロントエンドサーバ
BES:バックエンドサーバ
DIC:ディクショナリサーバ
- -s サーバ名
-
〜<識別子>((1〜8文字))
サーバ名を指定します。サーバ種別がMGR(システムマネジャ)の場合は指定する必要はありません。
サーバ名は大文字と小文字の区別をしません。bes01とBES01は同じ名称として認識されます。
- -x ホスト名
-
〜<ホスト名>((1〜32文字))
pdunitオペランドの-xオプションに指定したホスト名を指定します。
- -u ユニット識別子
-
〜<識別子>((4文字))
サーバを実行するユニットの識別子を指定します。pdunitオペランドの-uオプションで指定したユニット識別子を指定します。
系切り替え機能を使用する場合は,「-x ホスト名」ではなく,「-u ユニット識別子」を指定することをお勧めします。
- -m ホスト名〔,ホスト名〕…
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〜<ホスト名>((1〜32文字))
マルチコネクションアドレス機能を使用する場合に,HiRDBクライアントが接続するフロントエンドサーバのホスト名を指定します。IPアドレス又はFQDN形式で指定することもできます。
マルチコネクションアドレス機能については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
HiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用しているネットワークと,HiRDBサーバのサーバマシン間で使用しているネットワークが異なる場合にこのオプションを指定します。
ホスト名形式で指定する場合の注意事項
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ホスト名は大文字と小文字を区別します。
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ホスト名には別名を指定できません。
《注意事項》
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このオプションは四つまで指定できます。
-
同じネットワーク上のホスト名を複数指定した場合,最初に指定したホスト名が有効になります。
-
フロントエンドサーバがないサーバマシンのホスト名を指定した場合,その指定は無視されます。
-
サブネットによって,HiRDBクライアントの接続用ネットワークとHiRDBサーバ間の通信用ネットワークを切り分けている場合は,マルチコネクションアドレス機能が適用できません。-mオプションを指定した場合,HiRDBクライアントからHiRDBサーバへ接続ができなくなるときがあります。
-
-mオプションと-nオプションの指定方法を次に示します。
フロントエンドサーバを配置するユニットの構成
pdstartオペランドの指定方法
系切り替え構成
系切り替え時にHiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用するネットワークのIPアドレス(クライアントの接続先となるIPアドレス)を引き継ぐ構成
-mオプションの指定
-nオプションの指定
適用
適用
HiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用するネットワークのIPアドレスに対応するホスト名を指定してください。
オプションの指定を省略してください。
非適用
HiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用するネットワークの現用系のホスト名を指定してください。
HiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用するネットワークの予備系のホスト名を指定してください。
非適用
−
HiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用するネットワークのホスト名を指定してください。
オプションの指定を省略してください。
-
系切り替え構成を適用する際は,HiRDBサーバ間で使用するネットワークのIPアドレスを引き継がない場合でも,HiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用するネットワークのIPアドレスは引き継ぐ構成としてください。HiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用するネットワークのIPアドレスを引き継がない構成とした場合,予備系のホストに系が切り替わるとUAPの接続処理時間が遅くなります。
-
複数のIPアドレスが起動しているマシン上では,このオプションのホスト名に標準ホスト名を指定しないでください。標準ホスト名を指定すると,HiRDBクライアントの接続に失敗することがあります。詳細はマニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」の「ホスト名の登録」を参照してください。
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IPアドレスを引き継ぐ系切り替え機能を使用する場合に,pdunitオペランドの-xオプションにループバックアドレスを指定しているときは,再配置可能なIPアドレスのホスト名を-mオプションに指定してください。
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- -n ホスト名〔,ホスト名〕…
-
〜<ホスト名>((1〜32文字))
このオプションは-mオプションと一緒に指定してください。
マルチコネクションアドレス機能を使用する場合に,HiRDBクライアントが接続するフロントエンドサーバのホスト名を指定します。IPアドレス又はFQDN形式で指定することもできます。
HiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用しているネットワークと,HiRDBサーバのサーバマシン間で使用しているネットワークが異なる場合にこのオプションを指定します。IPアドレスを引き継がない系切り替え機能を使用する場合に,予備系のホスト名を指定してください。
ホスト名形式で指定する場合の注意事項
-
ホスト名は大文字と小文字を区別します。
-
ホスト名には別名を指定できません。
《注意事項》
-
このオプションは四つまで指定できます。
-
同じネットワーク上のホスト名を複数指定した場合,最初に指定したホスト名が有効になります。
-
フロントエンドサーバがないサーバマシンのホスト名を指定した場合,その指定は無視されます。
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サブネットによって,HiRDBクライアントの接続用ネットワークとHiRDBサーバ間の通信用ネットワークを切り分けている場合は,マルチコネクションアドレス機能が適用できません。-nオプションを指定した場合,HiRDBクライアントからHiRDBサーバへ接続ができなくなるときがあります。
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-mオプションと-nオプションの指定方法は,-mオプションの項を参照してください。
-
複数のIPアドレスが起動しているマシン上では,このオプションのホスト名に標準ホスト名を指定しないでください。標準ホスト名を指定すると,HiRDBクライアントの接続に失敗することがあります。詳細はマニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」の「ホスト名の登録」を参照してください。
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このオプションを指定する場合は,pd_hostnameオペランドに標準ホスト名を指定してください。
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- -c サーバ名
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〜<識別子>((1〜8文字))
このオプションは1:1スタンバイレス型系切り替え機能に関するオプションです。-sオプションで指定したバックエンドサーバの代替BES名を指定します。
-cオプションを指定するには,次に示す条件をすべて満たす必要があります。満たさない場合はHiRDBを開始できません。なお,ここではpdstartオペランドで-uオプションを指定したとして説明しています。
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-tオプションにBESが指定されている必要があります。
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正規BESユニット及び代替BESユニット内にバックエンドサーバ以外のサーバがあってはなりません。
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正規BESユニット(-uオプションに指定したユニット)内の全バックエンドサーバに対して代替BESを指定してください。また,その代替BESは同じユニット(代替BESユニット)に定義する必要があります。
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正規BESユニット内で-cオプションに指定するサーバ名を重複できません。
-
正規BESユニット内のバックエンドサーバ数と代替BESユニット内のバックエンドサーバ数は同じ必要があります。
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代替BESのpdstartオペランドに-cオプションを指定する場合,-cオプションには正規BESユニット内のバックエンドサーバを指定する必要があります。
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- -g HAグループ識別子
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〜<識別子>((1〜8文字))
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を使用する場合にHAグループ識別子を指定します。HAグループ識別子は-sオプションで指定したサーバの移動先となるユニットの集合で,pdhagroupオペランドに指定しておく必要があります。HAグループについては,マニュアル「HiRDB Version 9 システム運用ガイド」を参照してください。
なお,このオプションを指定する場合は次に示す条件をすべて満たす必要があります。すべて満たさない場合はHiRDBを開始できません。
●-sオプションに指定するサーバの条件
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-tオプションにBESを指定している(バックエンドサーバを指定する必要があります)
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-cオプションは指定していない(このサーバに対する代替BESは指定できません)
●-uオプションに指定するユニットの条件
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正規ユニットは-gオプションで指定したHAグループに属している
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正規ユニットを構成するサーバの種類はバックエンドサーバだけである
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正規ユニットを構成するサーバの移動先にHAグループを指定している
●-gオプションに指定するHAグループの条件
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HAグループ内の全ユニットが同じネットワークセグメントに属している
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影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を適用している(pd_ha_agent = activeunitsを指定している)
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ユニット内に一つ以上のホストBESがある
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ユニット内のサーバの種類はバックエンドサーバだけである
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ユニット内のサーバはすべてHAグループに属している
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- -k stls
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〜<識別子>((4文字))
回復不要FESを使用する場合に指定します。回復不要FESを使用する場合はHiRDB Non Recover FESが必要になります。
なお,次に示すどれかの条件を満たす場合はHiRDBを開始できません。
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このオプションの指定に誤りがある
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-tオプションに指定したサーバがフロントエンドサーバでない
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フロントエンドサーバ以外のサーバがあるユニットに対してこのオプションを指定している
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HiRDB Non Recover FESをセットアップしていない
《ほかのオペランドとの関連》
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このオプションを指定する場合は,pd_log_max_data_sizeオペランドの指定値を見積もり直してください。
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このオプションを指定したフロントエンドサーバのユニットをpd_start_skip_unitオペランドに指定しても,指定は無視されます。
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回復不要FESユニットでは,系切り替え機能を適用できません。系切り替え機能を適用するシステムの場合,回復不要FESユニットのpd_ha_unitオペランドに必ずnouseを指定してください。
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- ◆ pd_unit_id = ユニット識別子 〜<識別子>((4文字))
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このオペランドは省略できません。必ず指定してください。
ユニット識別子を指定します。システム共通定義のpdunit -uオペランドに指定したユニット識別子を指定してください。
複数のHiRDB/シングルサーバを使用している場合は,システム間でユニット識別子が一意になるようにしてください。
HiRDB/パラレルサーバの場合は,システム内でユニット識別子が一意になるように指定してください。
- 《注意事項》
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ユニット識別子を変更する場合は,次に示すファイルを再初期化する必要があります。
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ユニット用ステータスファイル
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システムログファイル
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- ◆ pd_hostname = ホスト名 〜<ホスト名>((1〜32文字))
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ユニットを定義した現用系のサーバマシンの標準ホスト名を指定します。ホスト名は,ホスト名,IPアドレス,又はFQDNのどれかの指定形式で指定してください。
また,システム共通定義のpdunitオペランドの-xオプションに指定したホスト名を指定できます。ホスト名は,ホスト名,IPアドレス,又はFQDNのどれかの指定形式で指定してください。ただし,pdunitオペランドの-xオプションの指定形式と合わせてください。例えば,pdunitオペランドの-xオプションでIPアドレスを指定した場合は,このオペランドにもIPアドレスを指定してください。
- 《指定値の目安》
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このオペランドは,システム共通定義のpdunit及びpdstartオペランドと関係が深いため,pdunit及びpdstartオペランドの説明を読んでから,このオペランドを指定してください。
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コマンドプロンプトでhostnameコマンドを実行して表示されたホスト名を指定してください。
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ホスト名は大文字と小文字を区別します。
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- 《注意事項》
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マルチコネクションアドレス機能を使用するために,pdstartオペランドの-nオプションを指定した場合は,このオペランドを省略できません。この場合,このオペランドには標準ホスト名を指定してください。