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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム定義(Windows(R)用)


1.1.4 各定義の関係

異なる定義で同じオペランドを指定した場合,HiRDBは次に示す優先順位に従って指定値を決定します。

  1. シングルサーバ定義

  2. サーバ共通定義

  3. ユニット制御情報定義

  4. システム共通定義

優先順位の低い定義で標準となる値を指定して,優先順位の高い定義で値を変更できます。

〈この項の構成〉

(1) クライアント環境定義との関係

次の表に示すHiRDBシステム定義のオペランドの値は,クライアント環境定義でクライアントごとに変更できます。

表1‒3 クライアント環境定義で指定値を変更できるオペランド(HiRDB/シングルサーバの場合)

HiRDBシステム定義の

オペランド

クライアント環境定義の

オペランド

オペランドの内容

pd_additional_optimize_level

PDADDITIONALOPTLVL

SQL拡張最適化オプションを指定します。

pd_cwaittime_wrn_pnt

PDCWAITTIMEWRNPNT

SQL実行時間警告出力機能のSQL実行時間警告情報を出力する条件を,クライアントの最大待ち時間(クライアント環境定義のPDCWAITTIMEオペランドの値)に対する比率で指定します。

pd_delete_reserved_word_file

PDDELRSVWDFILE

SQL予約語削除機能を使用する場合,SQL予約語削除ファイルの名称を指定します。

pd_hash_table_size

PDHASHTBLSIZE

SQL拡張最適化オプションで「ハッシュジョイン,副問合せのハッシュ実行」を適用した場合のハッシュ表サイズを指定します。

pd_optimize_level

PDSQLOPTLVL

SQL最適化オプションを指定します。

pd_space_level

PDSPACELVL

空白変換レベルを指定します。

pd_uap_exerror_log_param_size

PDUAPEXERLOGPRMSZ

クライアントエラーログファイル及びSQLエラーレポートファイルに出力するパラメタ情報の最大データ長を指定します。

pd_uap_exerror_log_use

PDUAPEXERLOGUSE

拡張SQLエラー情報出力機能を使用するかどうかを指定します。

pd_watch_pc_client_time

PDSWATCHTIME

Windows対応のHiRDBクライアントからの要求待ち時間を指定します。

pd_isolation_level

PDISLLVL

データ保証レベルを指定します。

クライアントごとに値を変更する場合は,クライアント環境定義の該当するオペランドを指定してください。クライアント環境定義については,マニュアル「HiRDB Version 9 UAP開発ガイド」を参照してください。