Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)


19.1.9 リバランスユティリティ(pdrbal)実行時のファイルの容量

リバランスユティリティ(pdrbal)で使用するファイルの容量の計算式を次に示します。

ファイルの種類

容量の計算式(単位:バイト)

インデクス情報ファイル

B-treeインデクスの場合

(K+d)×N+512

プラグインインデクスの場合

(12×Y)×N+1024

この計算式は,1インデクス当たりの容量計算式です。インデクスが複数ある場合は,それぞれのインデクスに対して計算してください。

ワークファイル※1

(3+4×I×R)×200

ソート用ワークファイル※2

条件1の場合

インデクス情報ファイルの容量+4×N

条件2の場合

{インデクス情報ファイルの容量+4×N}×2

  • 条件1

    1024キロバイト≧Eのとき

  • 条件2

    1024キロバイト<Eのとき

E:バッファサイズ

ソート用ワークファイル容量の計算で使用するバッファサイズ」で求めたバッファサイズ

実行結果出力ファイル

1000+表格納RDエリア数×200

d:キー構成列がすべて固定長の場合は10,キー構成列に可変長を含む場合は12

I:インデクス数

K:インデクスのキー長

表「インデクスのキー長一覧」を参照してください。ただし,可変長データの場合は単一列でも複数列として扱い,定義長の最大値で計算してください。

N:リバランス処理によって移動する行数(繰返し列の場合は行数×要素数)

R:表又はインデクスの分割RDエリア数

Y:次に示す値
  • LOB用RDエリアに格納された抽象データ型の場合は27

  • 定義長255バイト以下の抽象データ型の場合は(キー長+2)

  • 定義長256バイト以上の抽象データ型の場合は2

代表的な抽象データ型の値を次に示します。

  • SGMLTEXT型の場合は27

  • FREEWORD,GEOMETRY,及びXML型の場合は2

注※1

-mオプションにlvl2を指定した場合に出力されます。

注※2

プラグインインデクスの場合,このファイルは不要です。