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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)


17.1.12 更新可能バックアップ閉塞中に出力されるシステムログ量

更新可能バックアップ閉塞中にデータベースを更新すると,次に示す計算式の分だけシステムログが追加で出力されます。HiRDB/シングルサーバの場合は,ここで求めるシステムログ量をシングルサーバで出力するログ量に加算してください。HiRDB/パラレルサーバの場合は,更新対象のRDエリアを管理するバックエンドサーバ及びディクショナリサーバに対して,該当するログ量をそれぞれ加算してください。

ただし,バックアップ閉塞中にHiRDBが異常終了又は強制終了した場合,HiRDBの再開始時にバックアップ閉塞を引き継ぎません(参照可能バックアップ閉塞を除く)。このため,この計算式で示すシステムログは出力されません。

計算式
a
Σ (Si+200)×Ti
i=1

a:更新可能バックアップ閉塞中に更新したRDエリア数

Si:RDエリアのページサイズ(バイト)

Ti:更新可能バックアップ閉塞中に更新したRDエリアの更新ページ数

RDエリアの更新ページ数は次に示す手順で求めます。

〈手順〉
  1. 次に示すタイミングで統計解析ユティリティ(データベース操作に関するHiRDBファイルの統計情報)を実行します。

    ・更新可能バックアップ閉塞の開始時

    ・更新可能バックアップ閉塞の解除時

  2. 「同期WRITE回数(SYNC-W)」を参照し,その差分で更新ページ数を求めます。