Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)


16.2.2 解析情報表及び運用履歴表を格納するデータディクショナリ用RDエリアの容量の見積もり

create rdarea文にdatadictionary of dbmanagementを指定する場合のデータディクショナリ用RDエリアの容量は,次に示す計算式で求めます。

計算式
データディクショナリ用RDエリアの容量=(↑(a×1.3)÷b↑)×b×4096
(単位:バイト)

a:データディクショナリ用RDエリアの総ページ数※1

b:データディクショナリ用RDエリアのセグメントサイズ※2

注※1

「表の格納ページ数+インデクスの格納ページ数」です。「表の格納ページ数の計算方法」及び「インデクスの格納ページ数の計算方法」を参照してください。

注※2

データベース構成変更ユティリティ(pdmod)のcreate rdarea文で指定するセグメントサイズです。

〈この項の構成〉

(1) 表の格納ページ数の計算方法

表の格納ページ数(単位:ページ)は,計算式1と計算式2の和になります。

計算式1

[図データ]

計算式2

[図データ]

a:作成する表の数+61(個)

b:表を格納するRDエリアの分割数の平均値(個)

分割していない場合は1とします。また,平均値は切り上げます。

c:作成するインデクス数+124(個)

e:作成する表に定義したBLOB型の列の総数+3(個)

g:作成する表に定義したBLOB属性の総数(個)

(2) インデクスの格納ページ数の計算方法

インデクスの格納ページ数(単位:ページ)は次の計算式で求めます。

ディクショナリ表のインデクスを格納するページ数×2
注※

インデクスの格納ページ数の計算方法」を参照し,ディクショナリ表のインデクスを格納するページ数を計算してください。また,このときの計算条件を次に示します。

  1. CREATE INDEXで指定する未使用領域の比率は0とします。

  2. 計算式には,次に示す変数を代入します。

    キー長

    (変数g

    キーの種類の個数

    (変数c

    キーの重複数の平均値

    (変数d

    12

    (a+c+e+g)×(b+1)+120

    30

a:作成する表の数(個)

b:表を格納するRDエリアの分割数の平均値(個)

c:作成するインデクス数(個)

e:作成する表に定義したBLOB型の列の総数(個)

g:作成する表に定義したBLOB属性の総数(個)

なお,解析情報表及び運用履歴表にはユニークインデクスを定義してないため,変数hを加算する必要はありません。

注※

インデクスの格納ページ数の計算方法」の「計算式中で使用する変数」に記載されている変数のことです。