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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)


16.1.1 ユーザ用RDエリアの容量の計算方法

〈この項の構成〉

(1) ユーザ用RDエリアの容量の求め方

ユーザ用RDエリアの容量は,次に示す計算式で求めます。

計算式
ユーザ用RDエリアの容量(単位:バイト)
       =ユーザ用RDエリアのページ長※1×ユーザ用RDエリアの総ページ数※2
注※1

データベース初期設定ユティリティ(pdinit)又はデータベース構成変更ユティリティ(pdmod)のcreate rdarea文で指定するページ長です。

注※2

ユーザ用RDエリアの総ページ数を求める計算式」を参照してください。

(2) ユーザ用RDエリアの総ページ数を求める計算式

ユーザ用RDエリアの総ページ数は,次に示す計算式で求めます。

計算式
ユーザ用RDエリアの総ページ数(単位:ページ)
   =ディレクトリページ部分の総ページ数+データページ部分の総ページ数

(a) ディレクトリページ部分の総ページ数の計算式

ディレクトリページ部分の総ページ数(単位:ページ)=
  6×(n+1)+↑20480÷P↑×2
   n
  +Σ{↑di÷b↑+↑di÷f↑}
   i=1

n:ユーザ用RDエリアを構成するHiRDBファイル数

P:ユーザ用RDエリアのページ長(バイト)

b:↓(P−20)÷(↑S÷32↑×8+56)↓

f:↓(125×P)÷(16×b)↓×b

di:データベース初期設定ユティリティ(pdinit)又はデータベース構成変更ユティリティ(pdmod)のcreate rdarea文で指定する各HiRDBファイルのセグメント数

S:データベース初期設定ユティリティ(pdinit)又はデータベース構成変更ユティリティ(pdmod)のcreate rdarea文で指定する1セグメントのページ数(セグメントサイズ)

(b) データページ部分の総ページ数の計算式

データページ部分の総ページ数(単位:ページ)=
   e
   Σ{↑αi÷S↑×S}
   i=1
   e
  +Σ{↑βi÷S↑×S}
   i=1
   k
  +Σ{↑(γi+1)÷S↑×S}
   i=1

e:ユーザ用RDエリアに格納する表の総数

k:ユーザ用RDエリアに格納するインデクスの総数

S:データベース初期設定ユティリティ(pdinit)又はデータベース構成変更ユティリティ(pdmod)のcreate rdarea文で指定する1セグメントのページ数(セグメントサイズ)

αi:各表の分岐するとしたBINARY列以外の列を格納するために必要なページ数

表の格納ページ数の計算方法」を参照してください。

βi:各表の分岐するとしたBINARY列を格納するために必要なページ数

表の格納ページ数の計算方法」を参照してください。

γi:各インデクスを格納するために必要なページ数

インデクスの格納ページ数の計算方法」を参照してください。