15.2.1 メモリ配置
HiRDB/パラレルサーバの各ユニットのメモリ配置を次の図に示します。
HiRDB/パラレルサーバの各ユニットの共用メモリの詳細を次の表に示します。
項目 |
共用メモリの種類 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|
ユニットコントローラ用共用メモリ |
グローバルバッファ用共用メモリ |
ユティリティ用共用メモリ |
セキュリティ監査情報用バッファ用共用メモリ |
プロセス間メモリ通信用共用メモリ |
トラブルシュート情報取得用共用メモリ |
|
使用目的 |
システム制御 |
グローバルバッファ |
ユニットコントローラとユティリティとの通信 |
セキュリティ監査情報用バッファ |
クライアント—サーバプロセス間メモリ通信 |
トラブルシュート情報取得 |
使用プロセス |
全HiRDBプロセス |
バックエンドサーバ,ディクショナリサーバ |
ユティリティプロセス |
フロントエンドサーバ |
フロントエンドサーバ,クライアントプロセス |
全HiRDBプロセス |
セグメント数 |
1個 |
|
1個 |
1個 |
環境変数PDIPC=MEMORYで接続中のクライアント数(0〜2000)×2個 |
1個 |
1セグメントの上限 |
表「HiRDB/パラレルサーバの各ユニットが使用するメモリ所要量」を参照してください。ただし,OSの環境によっては確保できない場合があります。 |
SHMMAXオペランドの値でセグメントを分割します。ただし,OSの環境によっては確保できない場合があります。 |
表「HiRDB/パラレルサーバの各ユニットが使用するメモリ所要量」を参照してください。ただし,OSの環境によっては確保できない場合があります。 |
表「HiRDB/パラレルサーバの各ユニットが使用するメモリ所要量」を参照してください。ただし,OSの環境によっては確保できない場合があります。 |
表「HiRDB/パラレルサーバの各ユニットが使用するメモリ所要量」を参照してください。ただし,OSの環境によっては確保できない場合があります。 |
10メガバイト |
確保条件 |
なし |
グローバルバッファ定義が存在すること |
pd_utl_exec_mode=1指定 |
pd_aud_file_nameオペランドによる監査証跡ファイル用のHiRDBファイルシステム領域名の指定 |
クライアント環境変数PDIPC=MEMORYで接続中クライアントあり |
なし |
作成契機 |
ユニット起動時(ユーザサーバホットスタンバイ又は高速系切り替え機能使用時の待機ユニットの起動を含む) |
|
ユティリティ実行時 |
フロントエンドサーバ起動時 |
クライアントとサーバの接続時 |
ユニット起動時(ユーザサーバホットスタンバイ又は高速系切り替え機能使用時の待機ユニットの起動を含む) |
削除契機 |
次回ユニット起動時(ユーザサーバホットスタンバイ又は高速系切り替え機能使用時の待機ユニットの起動を含む) |
|
ユティリティ終了後10分後 |
フロントエンドサーバ終了時 |
クライアントとサーバの接続切り離し時 |
ユニット停止時 |
pdls -d memによる表示 |
表示される |
表示される |
表示される |
表示される |
表示されない |
表示されない |
pdls -d memのSHM-OWNER |
MANAGER |
サーバ名 |
UTILITY |
AUDDEF |
表示なし |
表示なし |
関連オペランド |
|
|
|
|
|
なし |
備考 |
− |
− |
pd_utl_exec_mode=1の場合だけ作成されます(pd_utl_exec_mode=0の場合,該当する領域はユニットコントローラ用共用メモリ内に確保されます)。 |
− |
− |
− |
(凡例)−:該当しません。
- 注※1
-
グローバルバッファ割り当てバックエンドサーバ又はディクショナリサーバ当たりの数です。
- 注※2
-
詳細はマニュアル「HiRDB Version 9 システム定義」を参照してください。