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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)


11.6.1 デファードライト処理の並列WRITE機能の効果と指定方法

デファードライト処理の並列WRITE機能とは,デファードライトの書き込み処理を複数のプロセスで並列に実行する機能です。並列WRITE機能を使用する場合としない場合の概要を次の図に示します。

図11‒3 デファードライト処理の並列WRITE機能の概要

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) デファードライト処理の並列WRITE機能の効果

書き込み処理を複数のデファードライト処理用並列WRITEプロセスで実行するため,ディスクへの書き込み時間が短縮されます。

(2) 指定方法

pd_dfw_awt_processオペランドに書き込み処理をするデファードライト処理用並列WRITEプロセス数を指定します。また,デファードライトトリガの要求比率をpd_dbbuff_rate_updpageオペランドに指定します。なお,pd_dfw_awt_processオペランドの記述がない場合,デファードライト処理の並列WRITE機能は無効になります。

(3) 指定上の考慮点

デファードライト処理の並列WRITE機能を指定すると,デファードライト処理用並列WRITEプロセス数が増加するため,CPU利用率が上がります。