10.2.1 運用コマンド及びユティリティ
セットアップ識別子を指定してインストールしたHiRDBに対して,HiRDBの運用コマンド及びユティリティを実行する場合は,環境変数を設定する必要があります。HiRDBでは,運用コマンド及びユティリティを実行する環境に合わせた環境変数を設定した作業用コンソール及び環境変数設定用バッチファイルを提供しています。
- 〈この項の構成〉
(1) 作業用コンソールの使用方法
[スタート]−[プログラム]−[HiRDBSingleServerセットアップ識別子]又は[HiRDBParallelServerセットアップ識別子]−[HiRDB コマンドプロンプト]をクリックして作業用コンソールを起動します。この作業用コンソールで,運用コマンド及びユティリティを実行します。
(2) 環境変数設定用バッチファイルの使用方法
環境変数設定用バッチファイル(%PDDIR%\SAMPLE\sampleconf\HiRDBCMD.BAT)を直接カスタマイズすると,更新インストール時に上書きされるため,このバッチファイルを別名でコピーし,必要な環境変数の設定などのカスタマイズをします。そして,運用コマンド及びユティリティの実行に利用してください。
標準のコマンドプロンプト上で実行する場合は,次に示す環境変数の設定が必要です。
環境変数 |
説明 |
---|---|
PDDIR |
HiRDBのインストールディレクトリを指定します。 |
PDCONFPATH |
HiRDBシステム定義ファイルを格納するディレクトリを絶対パスで指定します。ただし,ユニット制御情報は,この指定に関係なく%PDDIR%\conf下のファイルを使用します。 |
PATH |
PATH環境変数の先頭に%PDDIR%\BIN;%PDDIR%\CLIENT\UTL;を追加します。 |
PDUXPLDIR |
%PDDIR%\UXPLDIRを指定します。 |