8.2.2 システムファイル用のHiRDBファイルシステム領域の設計
システムファイル用のHiRDBファイルシステム領域の設計方針について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 信頼性向上のための方針
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システムファイル用のHiRDBファイルシステム領域は二つ以上作成してください。一つしか作成しないと,システムファイルがあるハードディスクに障害が発生した場合,HiRDBが稼働できなくなります。
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システムファイル用のHiRDBファイルシステム領域は別々のハードディスクに作成してください。そうすれば,どちらかのハードディスクに障害が発生しても,HiRDBを再開始できます。
(2) 性能向上のための方針
システムファイル用のHiRDBファイルシステム領域と,RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域は,別々のハードディスクに作成することをお勧めします。これによって,シンクポイントダンプを取得するときに入出力の分散ができ,シンクポイントダンプの取得処理時間を短縮できます。