7.2.5 トランザクションマネジャへの登録
OLTPと連携するには,HiRDBをトランザクションマネジャに登録する必要があります。HiRDBをトランザクションマネジャに登録するには,各トランザクションマネジャのコマンド又は機能を使用します。
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OpenTP1の場合:trnlnkrmコマンドでHiRDBを登録します。
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TPBroker for C++の場合:tslnkrmコマンドでHiRDBを登録します。
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TUXEDOの場合:%TUXDIR%\udataobj\RMにHiRDBを登録します。%TUXDIR%は,TUXEDOシステム・ソフトウェアがあるディレクトリの絶対パス名を示しています。
- 〈この項の構成〉
(1) 動的登録と静的登録
HiRDBをトランザクションマネジャに登録するときに,次に示すどちらかの方法を選択してください。
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動的登録
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静的登録
なお,一つのトランザクションマネジャに対して,動的登録と静的登録を混在して使用できません。
(2) 動的登録と静的登録の違い
動的登録と静的登録の違いを次の表に示します。
差異のポイント |
動的登録 |
静的登録 |
---|---|---|
トランザクション開始時 |
管理しない |
|
トランザクション内で最初のSQL発行時 |
|
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トランザクション処理中のトランザクションマネジャとHiRDB間の通信回数 |
SQL文数+コミット処理通信回数+1(コネクション確立用通信分)※1 |
SQL文数+コミット処理通信回数+1(トランザクション開始処理用の通信分)+1(コネクション確立用通信分)※1 |
トランザクションマネジャとHiRDB間のコネクションが,途中で切断したときの再接続方法※2 |
次回のトランザクション開始時に自動的に再接続※3 |
次回のトランザクション開始時に自動的に再接続※4 |
- 注※1
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マルチスレッド対応のXAインタフェース使用時にする処理です。
- 注※2
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ネットワーク障害による切断は検知できません。ただし,トランザクションマネジャがTPBroker for C++の場合はトランザクション開始時に接続を確立するため,再接続できます。
- 注※3
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トランザクションマネジャがOpenTP1/Server Baseの場合は,OpenTP1/Server Baseのtrn_rm_open_close_scopeオペランドにtransactionを指定することで,ネットワーク障害による切断の場合でも再接続できます。
- 注※4
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トランザクションマネジャがOpenTP1/Server Baseの場合は,ネットワーク障害による切断の場合でも再接続できます。