3.9.1 HiRDBシステム定義を編集する場合の注意事項
HiRDBシステム定義を編集する場合の注意事項を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) ファイル名の長さ
ファイル名はフルパスで167バイト以下にしてください。特にHiRDB/パラレルサーバでは,システムファイル及びRDエリアを次のディレクトリ下に作成するため,注意が必要です。
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ユーザが指定したセットアップディレクトリ\fes1\
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ユーザが指定したセットアップディレクトリ\dic1\
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ユーザが指定したセットアップディレクトリ\bes1\
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ユーザが指定したセットアップディレクトリ\bes2\
ただし,ステータスファイルの編集,システムログファイルの編集,シンクポイントダンプファイルの編集のダイアログでファイルの追加又は編集を行う場合は,64バイト以下にしてください。
(2) pd_system_idオペランドの変更
システム共通定義(pdsys)のpd_system_idオペランドは,セットアップ時だけ変更できます。定義更新時に編集しようとするとエラーになります。
(3) pd_unit_idオペランドの変更
ユニット制御情報定義(pdutsys)のpd_unit_idオペランド(ユニット識別子)を変更すると,ユニット識別子を指定しているシステム共通定義の次のオペランドの値も自動的に更新されます。
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pdunit -u(ユニット識別子)
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pdstart -u(ユニット識別子)
(4) マシン情報の変更
[マシン情報編集]ダイアログボックスでホスト名やHiRDB運用ディレクトリを変更すると,それらの値を指定するシステム共通定義の次のオペランドの値も自動的に更新されます。
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pdunit -x(ホスト名)
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pdunit -d(HiRDB運用ディレクトリ)
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pdunit -c(ホスト名)
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pdstart -x(ホスト名)
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pdstart -m(ホスト名)
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pdstart -n(ホスト名)
(5) サーバ名の変更
サーバ名を変更すると,サーバ名を指定するpdstartオペランドの-sオプションの値も自動的に更新されます。
(6) ユニットの追加,又は削除
ユニットを追加,又は削除すると,pdunitオペランドの値も自動的に追加,又は削除されます。
(7) サーバの追加,又は削除
サーバを追加,又は削除すると,pdstartオペランドの値も自動的に追加,又は削除されます。
(8) マシン情報,ユニット,又はサーバのコピーと貼り付け
マシン情報,ユニット,又はサーバをコピーして貼り付けた場合,次の内容はコピー元の定義内容を引き継ぎます。
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HiRDBファイルシステム領域のパス
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RDエリアの情報(RDエリア名,サーバ名,及びRDエリアに割り当てたHiRDBファイル)
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各サーバの情報(ステータスファイル,システムログファイル,及びシンクポイントダンプファイル)
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各サーバのサーバ定義中の各オペランド値
(9) サーバ名とマシン情報のHiRDB運用ディレクトリの変更
サーバ名とマシン情報のHiRDB運用ディレクトリを変更した場合も,(8)に示す情報は自動的に変更後の値に更新されます。