Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)


3.5.1 カスタムセットアップの場合の環境設定手順

カスタムセットアップの場合の環境設定手順を次に示します。

  1. [HiRDBセットアップツール−開始]ウィンドウで[カスタムセットアップ]をクリックすると,[HiRDBセットアップツール−カスタム]ウィンドウが表示されます。

    [図データ]

  2. HiRDBの規模,HiRDB定義,セットアップディレクトリ,サンプルデータベースの作成有無を指定します。それぞれの項目について説明します。

    項目名

    説明

    HiRDBの規模

    HiRDBの規模を指定します。初期値は[小規模]です。

    小規模

    約500メガバイトのディスク容量を使用するHiRDB環境を作成します。

    中規模

    約1ギガバイトのディスク容量を使用するHiRDB環境を作成します。

    大規模

    約2ギガバイトのディスク容量を使用するHiRDB環境を作成します。

    詳細定義画面で変更が行われると不活性になり,その後は編集できなくなります。また,定義情報の読み込みを実行すると不活性となり,その後は編集できなくなります。

    HiRDB開始後の運用によっては,規模が拡大する場合があります。その場合の詳細については,「HiRDBファイルシステム領域を編集します」の注を参照してください。

    HiRDB定義

    環境設定をするHiRDBの識別子,使用するポート番号,ユニット識別子を指定します。

    HiRDB識別子

    4文字で指定します。初期値は[HRD1]です。

    ポート番号

    5001〜65535の範囲で指定します。初期値は22200です。

    ユニット識別子

    4文字で指定します。初期値は[unt1]です。

    セットアップディレクトリ

    システムファイルとRDエリアの格納先を分ける場合に指定します。初期値は[HiRDBセットアップツール−開始]ウィンドウの[セットアップディレクトリ]指定値です。

    システムファイル格納先

    システムファイルを作成するディレクトリを指定します。

    RDエリア格納先

    RDエリア用のファイルを作成するディレクトリを指定します。

    なお,HiRDB/パラレルサーバの場合,ここで指定する格納先はシステムマネジャがあるサーバです。システムマネジャがあるサーバ以外のサーバの格納先を指定する場合は,[マシン情報編集]ダイアログボックスで指定してください。[マシン情報編集]ダイアログボックスについては,「マシン情報の編集」を参照してください。

    サンプルデータベースの作成

    サンプルデータベースを作成するかどうかを指定します。

    注意事項

    ポート番号の指定で,次の場合はエラーメッセージが表示されます。

    • 範囲外の値が指定された場合

    • 指定したポート番号が別プログラムで使用されている場合

      別プログラムで使用されているポート番号とは,ホストがUNIXの場合,/etc/servicesファイルに指定されているポート番号です。ホストがWindowsの場合,%windir%\system\etc\drivers\servicesファイルに指定されているポート番号です。

      ただし,HiRDBサーバ間での重複チェックはしません。

    [詳細定義]をクリックすると,[HiRDBセットアップツール−詳細定義(セットアップ)]ウィンドウが表示されます。カスタムセットアップ(詳細定義)では,ここで指定した値を変更できます。カスタムセットアップ(詳細定義)については,「カスタムセットアップ(詳細定義)」を参照してください。

  3. [セットアップ開始]をクリックすると,セットアップが開始されます。