2.7.1 HiRDBサーバのプログラムを例外リストから削除する
HiRDBサーバのプログラムを例外リストから削除します。なお,削除はHiRDBサーバを停止した状態で行ってください。
(1) 前提条件
削除方法は,HiRDBサーバのプログラムを例外リストに登録したときの登録方法によって異なります。登録方法については,「HiRDBサーバのプログラムを例外リストに登録する」を参照してください。
- 登録対象をHiRDBクライアントから接続要求を受け付けるプロセスに限定しなかった場合
-
登録対象をHiRDBクライアントから接続要求を受け付けるプロセスに限定しなかった場合は,「登録対象をHiRDBクライアントから接続要求を受け付けるプロセスに限定しなかった場合」で説明する作業を行ってください。
- 登録対象をHiRDBクライアントから接続要求を受け付けるプロセスに限定した場合
-
登録対象をHiRDBクライアントから接続要求を受け付けるプロセスに限定した場合は,「登録対象をHiRDBクライアントから接続要求を受け付けるプロセスに限定した場合」で説明する作業を行ってください。
HiRDBのインストール時に,[Windowsファイアウォールへの登録]画面でHiRDBサーバのプログラムを例外リストに登録した場合は,(2)で説明する作業は必要ありません。「リモートシェル実行時に使用するポート番号を例外リストから削除する」にお進みください。
- 参考
-
インストール時にHiRDBサーバのプログラムを例外リストに登録した場合は,HiRDBをアンインストールするときに,例外リストからHiRDBサーバのプログラムが自動的に削除されます。
(2) 削除方法
(a) 登録対象をHiRDBクライアントから接続要求を受け付けるプロセスに限定しなかった場合
HiRDBコマンドプロンプトを起動し,次に示すバッチファイルを実行してください。
%PDDIR%\BIN\pddelfw.bat
このバッチファイルを実行すると,Windowsファイアウォールの例外リストからHiRDBサーバのプログラムが削除されます。
また,pddelfw.batコマンドを実行して削除する方法もあります。pddelfw.batコマンドについては,マニュアル「HiRDB Version 9 コマンドリファレンス」を参照してください。
(b) 登録対象をHiRDBクライアントから接続要求を受け付けるプロセスに限定した場合
HiRDBクライアントから接続要求を受け付けるプロセス(pdrdmd及びpdscdd)のポート番号,又はプログラム名(.exeファイル)をWindowsファイアウォールの例外リストから削除してください。それぞれの手順を次に示します。
- ポート番号を削除する場合
-
-
次のバッチファイルを作成します。
HiRDBのポート番号とスケジューラプロセスのポート番号には,Windowsファイアウォールの例外リストに登録したポート番号をそれぞれ指定してください。
echo on netsh firewall delete portopening protocol = TCP port = HiRDBのポート番号※1 netsh firewall delete portopening protocol = TCP port = スケジューラプロセスのポート番号※2
-
HiRDBコマンドプロンプトを起動して,作成したバッチファイルを実行します。
- 注※1
-
HiRDBのポート番号は,次のどちらかのシステム定義で指定した値です。
-
pd_name_portオペランド
-
pdunitオペランドの-pオプション
-
- 注※2
-
スケジューラプロセスのポート番号は,次のどれかのシステム定義で指定した値です。
-
pd_service_portオペランド
-
pd_scd_portオペランド
-
pdunitオペランドの-sオプション
-
-
- プログラム名を削除する場合
-
-
次のバッチファイルを作成します。
echo on netsh firewall delete allowedprogram "%PDDIR%\lib\servers\pdrdmd.exe" netsh firewall delete allowedprogram "%PDDIR%\lib\servers\pdscdd.exe"
-
HiRDBコマンドプロンプトを起動して,作成したバッチファイルを実行します。
-
- 注意事項
-
空白文字に対応するために,バッチファイル本文中の「 " 」(ダブルクォーテーション)は,必ず指定してください。