2.3.2 HiRDB運用ディレクトリ下のファイルの削除
サーバプロセス,又はクライアントの強制終了時などに,HiRDBは%PDDIR%\spool下にトラブルシュート情報を出力します。また,ワークファイルの出力先を特に指定していない場合にコマンド又はユティリティを[Ctrl+C]キーを押すなどして途中終了させると,%PDDIR%\tmp下にコマンド又はユティリティが出力した作業用一時ファイルが削除されないで残ります。これらのファイルを残しておくと,HiRDB運用ディレクトリがあるディスクの容量を圧迫する原因になります。HiRDB運用ディレクトリがあるディスクの容量が不足するとHiRDBが異常終了することがあるため,HiRDBは次に示すファイルを定期的に削除します。
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トラブルシュート情報ファイル(%PDDIR%\spool下のファイル)
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作業用一時ファイル(%PDDIR%\tmp下のファイル)
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pd_tmp_directoryオペランドに指定したディレクトリ下のファイル
これらの単調増加するファイルについては,「単調増加ファイル」を参照してください。
なお,通常はこれらのファイルを24時間ごとに削除します。この削除間隔をpd_spool_cleanup_intervalオペランドで変更できます。また,pd_spool_cleanup_interval_levelオペランドで指定した日より前に出力されたファイルだけを削除するという指定ができます。
このほかにも,トラブルシュート情報(%PDDIR%\spool下のファイル)を一括して削除する方法があります。
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pdcspoolコマンドでトラブルシュート情報ファイルを削除できます。作業用一時ファイル(%PDDIR%\tmp下のファイル)も削除できます。
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HiRDBの開始時に自動的にトラブルシュート情報ファイルを削除します。pd_spool_cleanupオペランドでトラブルシュート情報ファイルを削除するかどうかを指定します。このオペランドの省略値は「削除する」です。また,pd_spool_cleanup_levelオペランドで指定した日より前に出力されたトラブルシュート情報ファイルだけを削除するという指定ができます。
- 備考
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pdcspoolコマンドのオプション,pd_spool_cleanup_level,又はpd_spool_cleanup_intervalオペランドの指定で,削除するトラブルシュート情報を選択できます。