1.5.6 注意事項
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修正版HiRDBへ入れ替えの実行不可
HiRDBの稼働状況によっては,修正版HiRDBの入れ替えが実行できないことがあります。詳細については,マニュアル「HiRDB Version 9 コマンドリファレンス」のpdprgrenewコマンドの説明を参照してください。
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UAPのレスポンス遅延
pdprgrenewコマンドを実行している時間は,UAPのレスポンスが遅くなります。このため,比較的トラフィックが低い時間帯に実行することをお勧めします。
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定義の変更
修正版HiRDBへの入れ替えに伴って,必要となるメモリサイズが変わり,システム定義の変更が必要となる場合があります。その場合は事前にシステム構成変更コマンド(pdchgconfコマンド)でHiRDBシステムの定義を変更する必要があります。システム構成変更コマンドの使用方法については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム運用ガイド」を参照してください。
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運用コマンド,ユティリティの実行
pdprgrenewコマンド実行中は運用コマンドやユティリティを実行しないでください。実行すると,HiRDBが停止している旨のエラーが表示されたり,HiRDBの入れ替え作業が失敗することがあります。
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系切り替え機能使用不可
修正版への入れ替え中は系切り替え機能は使用できません。
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ホールダブルカーソルの無効
修正版への入れ替えではカーソル保持ができないので,ホールダブルカーソルを使用するUAPは入れ替え前後で実行できません。そのため,UAPはエラーとなります。
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UNTIL DISCONNECT指定のLOCK文が無効
修正版への入れ替えではUNTIL DISCONNECT指定の排他を保持できないため,UNTIL DISCONNECT指定のLOCK文を使用するUAPは修正版への入れ替え前後で実行できません。そのため,UAPはエラーとなります。