1.2.4 Windows Terminal Serviceの使用
Windows Terminal Serviceを使用してHiRDBの運用・操作ができます。これによって,遠隔地のマシンや,コンソールがないマシンに対してもHiRDBの運用・操作を行うことが可能となります。Windows Terminal Serviceの詳細については,OSのマニュアルを参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) 注意事項
(a) OSがインストールされているディレクトリ下のファイルアクセス
Windows Terminal Serviceを経由してアプリケーションを操作する場合,OSがインストールされているディレクトリ下(例えばc:\windows)の初期化ファイル(ファイル拡張子がINIのファイル)ではなく,ユーザごとに作成されるディレクトリ下(例えばc:\windows\Document and Setting\ログインユーザ名\Windows)の初期化ファイルが有効になるときがあります。
このとき,OSがインストールされているディレクトリ下のHiRDB.INIファイルの内容を,ユーザごとに作成されるディレクトリ下のHiRDB.INIファイルに設定する必要があります。ただし,運用コマンド,ユティリティ,クライアントプログラムを実行するコマンドプロンプトなどの実行環境に,クライアント環境定義を設定することでHiRDB.INIファイルの場所の違いによる影響を回避できます。クライアント環境定義の設定方法については,マニュアル「HiRDB Version 9 UAP開発ガイド」を参照してください。
(b) セキュリティ上の注意事項
Windows Terminal Serviceを使用した場合,サーバのコンソールがログインしていない状態であっても,クライアント側の画面がログインした状態のときがあります。このため,サーバ及びクライアントに次の設定又は運用を行うなどの注意が必要となります。
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スクリーンセーバーのパスワードによる保護を付ける
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クライアントからの操作が終了した場合,ログオフする