8.1.7 系切り替えの実行時間監視機能【UNIX版限定】
系切り替え処理を監視し,監視時間を過ぎても系切り替え処理が完了しなかった場合に,系切り替え先のHiRDB(HiRDB/パラレルサーバの場合はユニット)を異常終了させる機能です。
マルチスタンバイ構成又は系切り替え失敗時の自動再起動機能と組み合わせることで,系切り替え処理が停滞する障害が発生しても,自動でHiRDBを復旧できます。
この機能を使用するには,システム定義のpd_ha_observe_timeoutオペランドに監視時間を指定します。
詳細は,マニュアル「HiRDB Version 9 システム定義」のpd_ha_observe_timeoutオペランドを参照してください。
系切り替えの実行時間監視の概要を次の図に示します。
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図8‒14 系切り替えの実行時間監視を系切り替え失敗時の自動再起動機能と組み合わせて使用した例 図8‒15 系切り替えの実行時間監視の概要 - 注意事項
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系切り替えの実行時間監視機能は,ユーザサーバホットスタンバイ又は高速系切り替え機能と組み合わせた場合に使用できます。
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