6.8.9 スナップショット方式によるページアクセス
性能向上を目的とした機能(グループ分け高速化機能など)を適用できない検索をするとき,条件に合致する行数とほぼ同数回グローバルバッファにアクセスしています。スナップショット方式では,最初のアクセス時にバッファ内の探索条件に一致するすべての行をプロセス固有メモリ上にコピーし,2回目以降の同一ページのアクセスはプロセス固有メモリ上を参照して検索結果を返します。このため,2回目以降のアクセス時に掛かる検索時間を短縮できます。また,グローバルバッファへのアクセス回数を削減し,同一グローバルバッファへのアクセスの集中を防ぎます。
スナップショット方式の概要を次の図に示します。