6.4.1 作業表用ファイルの概要
SQLを実行するときに必要な一時的な情報を格納するためのファイルを作業表用ファイルといいます。作業表用ファイルはHiRDBが自動的に作成します。HiRDB管理者は,作業表用ファイル用のHiRDBファイルシステム領域を作成してください。
(1) 作業表用ファイルを必要とする操作
作業表用ファイルを必要とする操作を次に示します。
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SQL文の実行
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インデクスの一括作成
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インデクスの再作成
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インデクスの再編成
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リバランスユティリティの実行
(2) 作業表用ファイルの構成
次に示すサーバに作業表用ファイルが必要になります。
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シングルサーバ
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ディクショナリサーバ
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バックエンドサーバ
(3) 作業表用ファイル用のHiRDBファイルシステム領域の作成
pdfmkfsコマンドで作業表用ファイル用のHiRDBファイルシステム領域を作成します。また,サーバ定義のpdworkオペランドを指定して,作業表用ファイル用のHiRDBファイルシステム領域を使用できる状態にしてください。pdworkオペランドには,作業表用ファイル用のHiRDBファイルシステム領域名を指定します。
作業表用ファイルの設計(サイズなど)及び作成方法については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
- 参考
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HiRDBの初期導入時,次に示す環境設定支援ツールを使用すると,入力した情報を基に作業表用ファイル用のHiRDBファイルシステム領域が作成されます。また,pdworkオペランドも設定されます。
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簡易セットアップツール
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バッチファイル(SPsetup.bat)【Windows版限定】
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